本当はもうひとつのブログ=“音楽って素晴らしい♪”で紹介することが多い企画ですが、今日は敢えてrakutenの方で紹介させていただきます。昨日付け地元紙の地域ニュース欄で見つけた記事をそのまま引用させていただきます。
『全盲のソプラノ声楽家、筒井香織さん=神戸市=のコンサート「香織リサイタル~あなたの心に届けたい」が10月6日、神戸市中央区下山手通5の兵庫県民小劇場である。「アヴェマリア」などのクラシック音楽を中心に、全15曲を披露。「心に届く歌を歌いたい」と話す筒井さんの澄んだ歌声は優しく力強い。(金○革)
「いきていく上で支えになれば」と母の志津子さんの勧めで、3歳のころから、ピアノを学び始めた。本格的な勉強のため、大阪の盲学校音楽科に進学。そこで声楽と出会った。
声楽の魅力にひかれ、大阪音大に進学。卒業後、プロの聖歌隊や合唱団に就職を希望したが、障害を理由に断られ、願いはかなわなかった。
落ち込む娘の姿を見て、志津子さんは「歌を披露できる場をつくろう」と思い立ち、病院や学校などに公演を以来。そこで歌を披露した。「元気をもらいました」、「美しい歌に感動した」といった反響は大きく、筒井さん自身も勇気づけられたという。
今回のコンサートは昨年に続き2回目。クラシックのほかに、「千の風になって」や「川の流れのように」なども披露。香織さんは「もっと重い病に苦しむ人もいる。私が歌う姿で、聞く人が勇気を持ってくれれば」と話す。
午後1時半開演。前売り券は小人(6歳ー中学)1300円、大人2千円。当日券は小人1800円、大人2500円。チケット予約電話090・4280・3554』
私自身は本番前日のため会場へ行くことはできないけど、澄んだ声にはきっとウットリさせられる人も多いのではないだろうか。
ご本人が仰るように、確かにご自身よりも重い病気で苦しんでいる人は沢山いらっしゃると思う。でも、音楽に欠かせない楽譜を手に入れるのも困難な中、勉強を続けてこられたことにも並の努力ではかなわなかったと思う。
私たちの本番では「オペラ座の怪人」でソプラノのアリアを歌われる方がいらっしゃる。年齢はそんなに違わないだろうから、もしかしたら学友だったかも知れないな。と思いつつ、香織さんの優しく力強い生の声が聴けないことがとても残念。
人間の声も立派な楽器。ピアノも弾きこなされるのだから尚更のこと音感は素晴らしいものをお持ちだと思うし、これからも活躍して欲しいと祈るばかり。