雲龍柳と言われても最初はわからなかった。お正月に金箔を塗ったような感じのを使ったことがあるけど、まるでそんな感じ。葉が付いていないけど、枝ぶりを生かしてそれなりに豪快に入れてみようということで直体の体芯Aの型に。花材は雲龍柳、アンスリウム、アレカヤシ、ソリダスター。どちらかというと自由花っぽい感じに。体、用、留に雲龍柳、中間添えにアンスリウム。今日の色も変わった色だった。最近、真っ赤じゃなく、こういう色が多くなっている気がする。アンスリウムの間にアレカヤシを入れ、更に短い部分を奥に入れて奥行きを出す。そりソリダスターに高低をつけながらバランス良く入れる。お決まりの花器ギリギリ手前にも入れて締める。
雲龍柳の枝ぶりそのもので、一体どれを体に、用に、留に。と悩みながら最初は垂体もしくは斜体ぎみに入れていたのを、最後にこれを体にしようと入れたので直体ということに。枝ぶりの妙を生かすということで、それでいて基本には忠実に。ということだったけど、家で入れてみるとやはり自分流になってしまう。前にも思いっきり遊んでいる感じにボリュームがあり、本当に豪快な花になってしまった。アンスリウムがもう数本あればまた違った感じになりそうな。