私にとっては今年で3度目の参加となる“院内クリスマスコンサート”。この日を心待ちにしてくださる患者さんたち。そしてこの日のためにと頑張ってくださるスタッフの皆さん。普段はロビーとして使われている場所の長椅子を移動させてにわかコンサート会場としてのセッティング。クリスマスツリーやサンタさんの衣装が飾り付けられて、クリスマスムード一杯。
私たちは一応、コンサートっぽく女声は白いブラウスに黒いスカート。男声は白いワイシャツに黒のズボン。そしてクリスマスカラーの赤いネクタイ。女声は胸元にこれもやはり赤いリボン。病院の方々も「むかし少年少女合唱団」として加わってくださった。
「見上げてごらん夜の星を」で始まったコンサート。そして夏の「淡路音楽祭」でも披露した「ハナミズキ」も加わる。そして簡単なようでハーモニーが素晴らしい「心の中にきらめいて」を県病の方と一緒に。コーラスのために作られたような歌詞で、これからもずうっと歌い続けたい。発声練習にも使えそうだ。
そうこうして、コーラス部門は8曲を披露。続きまして医師会のエライ先生で結成された弦楽アンサンブル。おごそかに3曲が披露され、最後は盛大に弦楽アンサンブルの伴奏による「きよしこのよる」で幕を閉じることに。メロディーだけじゃつまらないと、私だけ勝手にアルトのパートを歌ってしまう。でも、メンバーの方がくっついてくださって、見事にハモることができたつもり。歌は楽しまなくっちゃ。
会場に、実はメンバーの方がパジャマ姿で。ずうっと見守り続けてくださって、また彼女の感想を聞いてみたい。そして、やはり我が家の近所の方。車椅子で途中まで見学してくださったそうな。
集合時間より早い目に病院へ入ってこのお二人を見舞うつもりだった。メンバーの方にはお逢いできたけど、流石に近所の方ははばかられるものがあり、ためらってしまう。コンサートが終わって着替えてから思い切って彼女の部屋を訪ねると、何とお友達の姿が。そして招き入れてくださった。思ったよりお元気の様子に一安心。また、彼女の口から「車椅子で下りて聴いていたのよ」(病室は二階なので)のお言葉。流石に最後までは無理だったようだけど、枕元にプログラムを発見して、正直驚いたけど、嬉しかった。私が見舞うことができたもう一人の方はどうやら教え子のお母さんらしく、よく存じていらっしゃると伺ってまたもやびっくり。狭い淡路島の中で、先生ご自身も、スタッフの中に顔見知りがいらっしゃって驚くばかりだったのだとか。メンバーの方は年内には退院予定と伺って一安心。でも、ご近所の方の場合は。。。?でも、主婦業のことも、教員のお仕事のことも、ちょっと横へ置いて、どうぞ治療に専念されてください。と言うのがやっと。どうぞ、お大事に。。。