今は淡路島を離れられ、同じ兵庫県下ではあるけれどちょっと遠い存在になってしまった方からこんなお便りが届いた。「地元の方の」といつも私が紹介しているコーラスグループの創設者とも言うべき人。
昨年は、わざわざ会場へかけつけてくださり、“感動”というお言葉をかけていただいた。それがまた団員たちの励みにもなり、3月の合唱祭へ臨むことができたと思う。
『6月の合唱祭の時は上手と思わなかったのに、若いベテランの人が加わったら、たった一ヵ月余りで、みちがえるように良くなっていました。』と、先日他のグループの演奏会を聴かれた感想が綴られていて、本当に羨ましい限り。
土地柄なのか、「だんじり唄」「民謡」「詩吟」「カラオケ」といったような、ソロの部分を楽しむような部門ばかりに人が集まってしまう。みんなで創り上げていく楽しみ。みたいなものは確かに「だんじり唄」では見られるけど、コーラスとはまるで違う。
私自身はPTA活動とは全く無縁なまま過ごしてきたため、PTA単位では実際にどんな合唱団活動が行われているのか、また行われていないのか。ということさえも知らないから、合唱団員募集の声を掛けるに掛けられない。
発声練習が苦痛だとか、楽譜が読めないなんて人も居るかも知れない。でも、一緒に声を出す楽しさは、やはり一人カラオケでは味わえないと思う。
『こちらに居ると刺激される機会が多いので、幸せです。』そうでしょうとも。凄くわかる。私が堺市で歌っていたときとはまるで違うんだもの。
元々が音楽を得意とされる教諭でいらしたからグループの創設には随分熱心に関わってくださったとのこと。そして、今お住まいの土地でも早速、合唱団を探されて入団。
正直、堺市にいた頃のように思いっきり声を出して歌いたい!ところが、それだとまるでソロみたいになってしまう。だからつい、「楽しい方の」「地元の方の」ということになってしまう。
さて、次のステージは11月。何とか一人でもメンバーが増えて欲しい!ま、私自身が「楽しい方の」「地元の方の」と区別してるんじゃ駄目かなぁ。