先週お参りした10カ寺のうちの7番札所に、かつて親孝行な息子が目を患った母親を背負ってお参りし、お地蔵様の前にきたところ、たちどころに母親の目の病気が治ったという、そのお地蔵様のお守り札を母のためにと購入していたので、久々に実家へ。
毎週土曜日は兄がリハビリに連れて行くことになっているのに、伸び放題状態になった母の足の爪を見て驚き、大急ぎで爪を切ることに。本当なら先生でなければ切れないと母。土曜日はどうやら先生には会えなかったとかで、そのままになっていたらしい。
爪そのものがかなり分厚くなっていて、切ってもその爪の角でどこかに切り傷をつけてしまいそうな。使い慣れないハサミで削るように切って行く。ティッシュを片付けようとして、手の爪がまだだったことに気がついて、今度は手の爪に取り掛かる。正直、手の爪のことは気がつかなかったので、足だけだと思っていたら、下半身そのものの自由を奪われつつある母には左手で右手の爪を切るということが困難になってきたらしい。
爪切りなら何とかなりそうなのに、ハサミでは右利きの人が左手で右手の爪を切るのは至難の業かもしれない。私だってハサミでなんて爪は切らない。切って切れないことはないだろうけど、やはり便利な爪切りを使ってしまう。
母の手元に爪切りは無さそうなので、仕方なく先ほど足の爪を切るのに使った挟みで手の爪を。刃先を拭けば大丈夫かな?
先ず、右手から。ん?考えたら母の手を握るなんて一体何年ぶりだろう?あのグローブのようだった手の指がすっかり柔らかくなっている。爪だって柔らかい。慣れない挟みでも簡単に切れてしまう。
もしかしてカルシウム不足?自分自身の爪の硬さなんて気にしたことは無かったけど、どう考えても私の爪の方が硬い気がする。一体どういうことなんだろう?やはり骨密度が低くなると、爪にだって影響してしまうのだろうか。真剣に考えたことは無かったけど、爪が柔らかいというのは、喜ばしいことなんかじゃないんだ。
88年生きてきて、今また術後の痛みに耐えている。手術して1年以上が過ぎたのに、何故今になって感染症なんてことになってしまのだろう。加齢によるものなのか、どうかはわからない。でも、痛みが取れないことには睡眠だって満足に取れないだろうに。
母の身体をそのまま引き継いでいるとしたら、私だって変形股関節症の危険性がある。しっかり運動しなくては。それと、体重管理もしっかりと。。。この年齢では遅いのかな?