ランチは初めから、勤務していた局のお向かいにあるお好み焼き屋さんで。と決めておいて、住吉大社駅で下車。駅構内に素敵なお店があるので、そちらで手土産を買い、西へ西へと大移動。粉浜商店街を本当に久しぶりに歩いてみる。雰囲気はそんなに変わっていないようだけど、通路がとても狭く感じてしまった。自転車の人はちゃんと押して歩いてくれるので、これは有難かった。
郵便配達のバイクの場合は。。。仕方ないよね。住吉大社駅前のポストに入れた葉書は一体いつ頃に配達されるのか、確かめたかったけど諦めた。
国道２６号線の向こうには、住吉団地だったかなぁ、ちっとも変わっていない♪ そして、堀江商店（郵便切手類販売所さんだった）の建物はすっかり変わってしまっていたけど、ゆうパックのシールやら、郵便マーク、ポストが設置されていたから、今も販売所さんを続けていらっしゃるのだと思う。
お好み焼き屋さんは直ぐの筈なのに、路地を一つ間違えて南側を歩いていたようだ。信号のある交差点が観えたので歩を進めた。角にあった銀行の名前は勿論変わっていた。そして。。。お好み焼き屋さんには、ちゃんと暖簾が出ていてやれやれ。アポも取らずに出てきたけれど、もし、定休日だったらどうしよう？と思っていたから一安心。
「ミックスを一つ。また後で寄りますので」と注文しておいて、更に西へと、中加賀屋商店街を目指す。すると、大きな文字で、「売りつくし・３割引き」の文字。エッ？もしかして。。。お店閉めちゃうのかなぁ？と気になって近づくと、お客様が何人か。途切れたところで、手を振ってご挨拶。
実は、定期的にレターパックでの送付をお願いしようと思ったので。中身は下着とか、靴下とか。こちらのお店のが私の身体には一番合っていて、明石海峡大橋を渡る機会には時間があれば立ち寄らせていただいていたので、消耗品はいくつあっても必要だからとレターパックを持ちこんだ次第。店主は快く引き受けてくださる。本当に有難い♪しかも、支払いは、値札を見て計算。ということに。何という太っ腹！いかにも大阪のおばちゃんという感じ。旦那様が確か年下だと伺ったような。とてもハンサムで、どことなく私の父親に似ている気がする。
厚かましいお願いを、快く引き受けてくださり、店を後にし、目指すはお好み焼き屋さんへ。途中に、私がお気に入りだった喫茶店。でも、奥さんは出奔。旦那様も既に他界されて、当然雰囲気のまるで違うマスターが切り盛りしていらっしゃったけど、もう私は二度と行きたくないな。と思った。タバコに蒸されそうだったから。
懐かしい顔にこちらも何だかホッとする。家を離れての生活だったから、まるで大阪のおかあさんという雰囲気で、お店には常連客がいらっしゃったのに、ちゃんと席を空けてくださる。
女性の二人連れの一人の声が、私の近所の人にとても似ていて気になっていたら、何と、私が入局するずっと前に勤務されていたというOGさんだということが判明。現在７９歳とのことだから、私が知るよしも無かった時代のことを色々話してくださった。
住之江東加賀屋郵便局は、特１級局で、当時電報の扱いも普通局と同じだった。為替・貯金の窓口が１・３・５番の３つ。４番は現金主任が。そして６・７番は郵便。入口に近い方が当然小包を担当していた。なので、窓口には常に６人が勢揃いしていたことになる。当然貯金の端末機も３台設置されていた。先日まで勤めていた隣の淡路島で一番大きい郵便局でも、こんなには居ない。まぁ、大阪市内で、商店街が近くにあれば当然といえば当然のことかも知れないけど。
確か、ATMも２台設置されていた気がする。で、向こうの方のバス通りに沿った小部屋を、窓口が休みの日とか、終了後に使えるように１台鎮座している。。。
OGが仰るには、ある時期、また別の、南海本線の駅で言えば、一つ南下、住之江駅を東へ歩いてブ～ラブラ。間もなく安立（あんりゅう）商店街が南北に伸びている。商店街をちょっと北へ歩いたところに、安立郵便局があり、当時は宅配などというのもなく、何と一度に８０~１００個もの小包を引き受けていた。とのことで、ただただ驚くばかり。１日の現金書留取扱数１００通を超えたぐらいで戸惑っていてはいけないんだ！
