3年振りということになるだろうか。昨年、一昨年とステージを離れていたから。
淡路島のほぼ中央部、淡路市にある、淡路島が誇る「しづかホール」。淡路島では珍しい本格的なコンサート専用ホールで、客席数は800足らずだったかな。ここで先月末に、全国から合唱団員を募って、“三善作品を歌う会in淡路島2011”が開かれたようだ。アンサンブルコンサートなども全国から集まって開かれているようで、島の中に居る人より、外に居る人の方が、この「しづかホール」の値打ちをわかっていらっしゃるのかも知れない。実は、大好きな“さだまさし”さんもこちらでコンサートを開かれたことがある。以前は、洲本市民会館しか無かった淡路島。でも、規模を小さくして、それなりに本格的なホールが一つだけできたというわけだ。この「しづかホール」のステージに立つことを目標に、それぞれの合唱団が夏の淡路合唱祭に向けて練習していらっしゃる。
さて、“楽しい方の”グループの演目は『雨ニモマケズ』 宮沢賢治さんの詩に千原英喜さんが曲をつけたもの。混声四部合唱で、ソプラノ、アルト共に部分的にそれぞれ上下のパートに分かれていたりする。
歌詞そのものは同じ繰り返しが多いのに、メロディーは少し変わっているので、途中参加みたいになってしまった私は、なかなか譜面が外せない。他のメンバーは一体、いつから練習し始めていたのか確認すべくも無いけれど、いわば、劣等生な私。本格的に練習を始めたのは実質7月に入ってからなのに、厚かましくもステージに立たせていただいた。
“地元の方の”グループは、人数が少ないため淡路合唱連盟を脱会したので、参加はできない。いくつもの合唱団に顔を出していらっしゃる人もいるけれど、私はこの『雨ニモマケズ』に専念することにした。台所で何度も何度も聴きながら。。。
団員で熱心な人がデモテープのようにパートごとのCDを作ってくださったのだ。実は、10月30日の演奏会にも歌うことになっている。そのときはいよいよ暗譜で。ということになるらしい。
本番に強い仲間たちのお陰で、何とか無事に歌い終えた。指揮の先生もホッとされたようだ。
私たちの出番は3番目。なので、客席を埋める人たちも多い。ところが、一番最後になると、歌った人が帰ってしまわれる。「最後まで聴こう」というのが約束なのに、中には、本番だけステージに立って、さっさと帰る人も。
先生(淡路人形芝居サポートクラブ事務局長でもいらっしゃる)ご自身が、ロジャーワーグナー合唱団のことがお好きなためか、選曲されたのは、アメリカを思い起こさせる2曲。『谷間の灯』と、『懐かしきケンタッキーのわが家』を。何か、聴くところによると、アルトの女声二人がテノールパートを担当させられるそうで、ステージ上ではソプラノもアルトもバランスが取れていて良かったと思う。
人数の多い少ないじゃなく、とても少ない混声合唱のグループでも、皆さん流石と思わせる声量で、見事なハーモニーを響かせていらっしゃった。さて、私たちのグループはどうだったのか。。。
ハローワークで一緒になるかたが聴きに来てくださったようで、とても嬉しかったのに、会場でお逢いすることはできなかった。
ポスターを貼ってくださった、いつも行く喫茶店へ寄って早速回収。イベントが終わったのに、いつまでも貼ったままというのはちょっとだらしないと思うので。そしてプログラムを1冊。
大きなイベントが一つ終わった。まぁ、“楽しい方の”グループは、これからが大変なんだけど。10月30日の本番が終わるまでは気が抜けない。まだ私には初見の譜面があったりする。大丈夫かいな。