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カテゴリ:ハイデラバードの暮らし
ようやく帰国便が決まりました。
9月2日23時55分ハイデラバード発、バンコク経由、翌日15時45分成田着のタイ航空です。 明日、明後日がお祭りで休日のため、本当に予定通りに帰国できるのか、気が気でなりませんでした。 ともかく帰国を控え、インド人の友人知人からは「インドはどうだったか」とよく聞かれます。 建前として悪いようには言いませんし、本音としても好きか嫌いかの二択であれば「好き」ではありますが、「大好き」というほどではありません。 「インドに来てみると、インドを大好きになるか大嫌いになるか、どちらかだ」とよく言われることですが、自分には当てはまらなかったようです。 以下、インドという国を(独断と偏見で)評価してみます。 ●人 90点 南インドの人は穏やかな人が多く、本当に良くしてもらいました。 ルーズさにイライラしたことは数知れずありましたが、途上国ではそんなもんです。 ●食事 70点 ご飯系でがっつりいきたい身としては、イタリア料理などよりインド料理の方が口に合います。 ただ、ハイデラバードの料理は辛すぎること、牛肉や豚肉がなかなか食べられないこと、酒が飲める場所が限られることがマイナス点です。 ●安全 80点 テランガナや汚職の問題でデモは頻発していましたが、一般治安は良好で、危険を感じたことはありません。 交通事情が劣悪なことを除けば、ほぼ安全と言えます。 ●衛生 70点 多少腹を下したり風邪を引いたりはありましたが、エチオピアのように突然の嘔吐や慢性的な下痢といった苦しみはありませんでした。 ただ単にエチオピアで耐性が付いただけかもしれません。 蚊、ゴキブリ、そのほか得体の知れない虫が多いことがマイナス点です。 ●気候 90点 ほぼ一年を通して半袖で過ごすことができ、快適です。 ハイデラバードは内陸部のため湿度が低く、一番暑い5月でも日本の夏より過ごしやすい気候です。 ●住環境 80点 どこに住むかによって全然違ってきますが、基本的に金さえあれば先進国に近い生活を送れます。 自宅では、前述の通り虫が多いこと以外、特に大きな問題はありませんでした。 断水はほとんどなく、停電は頻発するものの、長時間続くことは多くありません。 ●娯楽 80点 インドは長い歴史と独自の文化を持ち、外国人の目から見て興味深い国です。 ハイデラバードは大きな町なのでそれなりに娯楽は揃っているものの、新興の経済都市ですので、インドの伝統的な要素が少し薄いのが残念です。 ●会社・仕事 50点 基本的には非常に良い経験をしたとは思っています。 ただ、外国人社員の受入に慣れておらず仕方ないとは言え、サポート体制が全くなっていませんし、待遇も良くありません。 事務手続きや役所手続きなどの多くを会社が代行してくれず、時には自腹で費用を負担してまで自分で進めなければいけないのは理不尽です。 何かにつけて時間がかかりますし、本業にも支障が出ます。 事前に十分な情報が与えられず、後になって困ったことも多々ありました。 以上。 振り返ってみると「会社・仕事」以外の項目はすべて及第点・合格点ですが、インドには仕事で来ている以上、会社や仕事が一番肝心なところです。 その肝心なところでよろしくない印象が残ってしまうと、やはりインドが大好きとまでは言い切れなくなってしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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