仙台藩花山村寒湯番所跡
5月30日 今日の仙台、気温は少し寒いながらも良い天気でした それで、昼前から仙台市野草園へSさんご夫婦と出かけました それは、後日書くことにしますね きょうも昨日に続いて花山の事を書きます 仙台藩花山村寒湯番所跡です 398号線の道路は秋田県湯沢市に通じる道です 今は工事中で、また冬場は通行できません その道の通行できる終点に着きました そこには温湯(ぬるゆ)温泉があり「温湯山荘」です、地震の後 しばらく休業していたのですが再開しています その隣に「仙台藩花山村寒湯番所跡」があります 伊達政宗が岩出山入りした後、200年あまり続いた検問所 代々関守は三浦氏が相続したそうです とても古い門で「四脚門」と呼ばれています 役めを行った関守の住宅のとなりには 馬屋の跡が残っています、かなり広い敷地です 旅人を検査した「検断所」の跡です 思ったほど広くなく、時代劇の関所のイメージと違いました さしずめ、現代の交通検問所の感じです 関守の住宅です、以前は萱ぶき屋根で 昭和38年に国の史跡に指定され、40年に改修 今はこの番所の資料やこの地方の歴史的な民具を展示しています 玄関を入ると、民家の土間と囲炉裏がありました 広い板じきの間に囲炉裏は良く似合います 隣の部屋には番所で使った御用提灯が残っていました よくぞ残っていたと思います 座敷も広く、沢山の人が暮らしていたのでしょうか 勿論、畳は新品でした 一番奥まった所に、隠れ室への階段があり 登ってみると、狭い部屋が、隠れるように有りました その上にはとても太い梁が幾重にも重なり 雪深いこの地方ならではの建築方法をとっていたのだと思います また、下の座敷には「釜男」の面が飾ってあります 釜男とは「福を持つ妻を追出した男が落ちぶれて、結局元妻のもとで釜焚きをした」と 説明されていて、「ひょっとこ」の面に繋がるとありました 福女は大切にしないと、との教訓ですね 二階の展示物にはわらじとか農機具と一緒に とても、古いオルガンを見つけました この地区の学校でても使っていたのでしょうか? 今はぬるい湯は温かいと書きますが、寒い湯をぬるいと書き「寒湯」としたのかな? と、勝手に想像しました 花山の山深い地にある歴史でした 明日もこの続きを書く予定です ! さて、30日、今日は綺麗な夕暮れを迎えました ので おまけの写真です。