2009/10/01(木)10:58
サンダーマスク
アニメ制作会社であった旧・虫プロが倒産し
社長・作家としての窮地に立たされていた手塚治虫を
援護する為に当時のマネージャーと
経理女性が「ひろみプロ」を設立。
広告代理店である創通と共同で企画されたのが
サンダーマスクだったのです。
この制作により「ひろみプロ」の依頼で
手塚治虫が少年サンデーにサンダーマスクの
漫画を書く事になりました。
物語は魔王デカンダの地球侵攻を阻止すべく
1万年の眠りから目覚めたサンダー星の勇者
サンダーマスクが魔獣との戦いに身を投じる。
特徴として2段変身ができるヒーローで
地球人の姿である命光一が本来の姿である
等身大のサンダーマスクに変身。
そして2段目の変身でサンダーマスクが
巨大化になり怪獣と戦うのです。
このサンダーマスク、現在は創通が権利を主張し、
創通のみの判断でDVD化する事は、
ひろみプロの作品権利を侵害する事になる為、
幻の封印作品となっています。
また連載漫画を担当した手塚治虫は
サンダーマスクの漫画は自分の作風と
違うものを無理に描いた為、失敗作だと語っていました。
不運に見舞われた幻の特撮ヒーローは
いつの日か陽の目を見る事が出来るのでしょうか?
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封印作品の闇