【初心者の方へ】チャートの見方
さて、チャートの見方。今日はコレで行ってみる。私も初めてチャートと対峙したとき、さっぱり見方がわからなかった。いや正確に言うと『チャートを使った相場への入り方』あるいは『チャートを使った儲け方』がわからなかった。ろうそく足の見方や移動平均線の意味は本で理解しても、それを個別の銘柄、あるいは指数に当てはめたとき、さっぱりつながっていかない。「前回の高値からこんなに下げているからそろそろ底だろう」、「あるいは高値からの調整日だろう」などと勝手なチャートの見方をして、結局買値に戻らなかったことは何度もある。チャートの使い方は千差万別。人それぞれである。私は短期派なので、基本的に分足と日足しか使わない。分足は5分足を使う(225先物は60分足も併用)。これは自分の相場に出入りするリズム(短期派か中長期か、あるいは値幅をじっくりとるか短く取るかなど)で選べばいいが、ボラティリティー(価格の変動率)が高い物ほど、リズムは早くなり、ボラの小さい物ほどリズムはゆっくりだ。日足でトレードし、短期の場合、基本は5日移動平均線(5MA)と25日線しか私は見ていない。上げトレンドでは5日線を下回らないか監視し、5日線の前後1-2%のところで買う。下落トレンドの時は25MAを下回らないことを確認し、これまた前後1-2%のところで買う努力をする。それだけだ。ただし下げている真っ只中には買わない。下げから上げに転じたときだ。下げで買うのは、ろうそく足で下髭が出現し、髭の始まりが基準線を越えたときだけ。売り(空売り/ショート)の時は逆に5日線からの乖離と25日線からの乖離でエントリーポイントを決める。大事なことは、自分にあったチャートの利用方法を早く見つけること。売買記録を見て、75日線でコツコツ買った方が勝てる、という人なら、それがベストだし、200日線で買って、25日線を上回ったら利益確定していく、スタイルがよければ、それがその人のベストだ。コツはいろいろ試し、トラックレコード(売買記録)をサボらず付け、一番いいチャートの利用方法を見つけ、愚直に実行すること。万が一相場が加熱したり、拾った銘柄が材料か何かで高騰しても、自分のルールを破らないこと。それが一番大事。