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佐渡島三郎の株式日記

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2010年10月07日
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カテゴリ:リチウム電池産業

円高ひどい。

●日銀は10月5 日の金融政策決定会合において追加金融緩和策を発表。政策金利を
 0~0.1%程度に引き下げる事実上のゼロ金利政策を決定。加えて、国債、CP、社債、指数
 連動型上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(J-REIT)など多様な金融資産の買入のため
 の基金創設を検討することを発表した。実質ゼロ金利の導入や、多様な金融資産の買入対象
 にETF やJ-REIT も加えたことはポジティブ・サプライズ。


先週配信のメルマガの一部です。

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中国の対日レアアース輸出動向のインパクト
A証券のアナリストの取材とB証券のアナリストの取材をまとめると、こんな感じです。

●企業の生産活動や業績に対する短期的な影響は軽微と思われる。。メーカーの大半は、
 当面の在庫は確保している模様。また、レアアースの最終製品に対する使用量は微かであり、
 多くの企業にとってレアアース関連製品の業績寄与度は小さい。 
●レアアースを主原料とする製品は、HDD ガラス基盤や液晶用ガラス向けの研磨剤(セリウム
 を使用)、ネオジム磁石(ネオジム、ディスプロシウムを使用)、デジタルカメラなどに用いられ
 る光学レンズ(ランタンを使用)が主として挙げられます。
●ネオジムは2004年の8 ドル/kg から直近78 ドル/kg、ディスプロシウムは04 年の50ドル
/kg から直近298ドル/kg と、大幅な価格上昇となっている。10 年の輸出割当量は
前年比4割削減(7月発表)されるなど特に厳しくなっている。これに今回報道の話が加わる
形となった。
●2010年1-6月までの平均価格は、 セリウム、ランタンともに10米ドル/キロ程度であったのに
  対し、足元ではそれぞれ 50米ドル/キロ近くまで上昇。
●光学レンズブランクスメーカーであるオハラは、現状のランタン価格が継続すれば、売上高
  原価率を数%ポイント悪化させる要因になる模様。。

●モータ製造企業はモータ用にネオジム磁石を使用。
●日本電産(6594)。モータのマグネットにネオジムを使用するが、加工品の購入なので、
 ネオジム市況ほどの値上がりにはなっていない。中国及びタイで加工したものを購入し
 アジアでモータを作っているため、中国政府のレアアース輸出規制政策の対象では無い。

●信越化学(4063) ネオジム磁石を製造。ハイブリッド車用モーター用。
●日立金属(5486) ネオジム磁石を製造。HDD用モーター用。
  (原料在庫としてある程度の量を保有しており、当面の生産に支障はないとコメント。 従って、
中国からのレアアース輸入が滞ったとしても、今期業績に与える影響はほとんどない。)
●これを受けて、信越化学は希土類磁石の出荷価格を10月から2割引上げる方針であり、
日立金属もほぼ同額の値上げを需要家に示して浸透中。
●昭和電工(4004) セリウムを使った研磨剤を製造。液晶パネル、HDDガラス基板用。
●(ニコン、東京エレクトロン)半導体露光装置製造企業は光学レンズ製造にランタンを使用。
●デジタルカメラレンズ製造企業は、レンズの研磨剤にセリウムを、添加剤としてランタンを使用。
●TDKは希土類のサマリウムを使用。HDD のボイスコイルモータではネオジムを使用。
  ネオジム価格上昇により、マグネット事業の収益が今期2Q・3Q とも悪化するが、影響額は
  四半期で数億円程度とみられる。
●上村工業(4966)。セリウム輸出の滞りが長期化すればポジティブかもしれない。ガラス
  ディスク研磨剤のセリウムがなくなれば、アルミディスクへの一部シフトが見込まれ、同社
  のメッキ薬品の需要が拡大。
●第一稀元素化学工業(4082)。短期ややポジティブ、中長期ネガティブ。自動車排ガスの
  助触媒にはセリウム等レアアースを含む。短期では製品値上げでスプレッド拡大(と駆け
  込み需要発生)、中長期では玉不足。
●アルコニックス(3036)。ポジティブ。短期的にはネオジム、ディスプロシウムの在庫販売に
  おけるスプレッド拡大、中期的には中国合弁(日立金属も出資)での磁石材料加工の拡大
  (仮にレアアースそのものの輸出が滞っても、加工品の輸出はできる可能性が高い)が
  期待できる。
●日立製作所(6501)。ネオジムは中国比率が高いが、もともと中国の輸出量が減っていた
  ため、リスク管理はある程度してきている。用途としては、コンプレッサー、HDD、産業機器、
  冷蔵庫など。今期中程度であれば、特に問題はない。
●シチズンHD(7762)。ガラスHDD 基板は中国で生産しており、レアアースの対日輸出が
  滞っても、影響を直接に受ける訳ではない。

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最終更新日  2010年10月07日 09時19分21秒
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