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カテゴリ:欧米と日本の金融業界の動向
BBCハードトーク番組 「5年後ユーロは生き残っているか」 今日の午後のBBCのハードトークスおもしろかった。このHard Talksは 世界の外交官や金融当局の人もみな見てる番組でしょう。 今日のゲストがHSBCのスティーブンキング。最近毎日テレビに出てる アイルランドのDick Roche(EU担当大臣)。そして彼女も毎日テレビに でてますね。フランスの女性財務相のクリスチーン・ラガード女史。 いろいろアイルランド問題やらEUの支援問題、ルールの問題など議論。 スティーブンがドイツのルール違反にはみな賛同してたね。 スティーブンキングとは4回ほど昼飯食べました。当時はかけ出しの エコノミスト。スコットランドの髪の毛ふさふさの牛みたいな顔した男 で、いつも眠い顔してましたね。なんでこいつがエコノミストなの? と思っていました。 ところが、今では、イギリスを代表するエコノミスト。トップですね。 欧州でも5本の指に入るエコノミストでしょう。場合によっては Bank of Englandの未来の総裁候補でしょう。HSBCは英国政府の 証券会社のようなもの。あの会社は特別の会社。アルカイダの攻撃リスト にも載っているだろうし、MI5とも関係してるのではと思います。 スティーブンはそういう立場にいる人間だから彼の発言はとても重要。 議論のあと、残り1分で、女性司会者がみなに聞きました。 司会: 「5年後ユーロは生き残っていると思うか、政治的同盟はどうなって いると思うか」 スティーブン:「1990年代に戻ると僕は思う。1992年の危機。ユーロ崩壊 になるかとみなが思った、あの頃みたいな状況に戻るのではないか。 しかし、7年後、EUの同盟ができてしまった。」 この後、 アイルランドのEU担当大臣も「スティーブン氏の言う通りでしょう。 EUの同盟国は同盟強化に向けて協力すべきでしょう。」 フランスの財務相の彼女「アイルランド救済に向けて団結しなくては。 EUはいつも危機を乗り越えて強くなってきたしね。」 ここでBBCのこの番組は終了。 ----------------------------------- 付録: 第1段階:1990年7月1日から1993年12月31日 [編集] 1990年7月1日、既存の為替管理制度を廃止し、欧州経済共同体における資本の移動が完全に自由化された。 1992年、マーストリヒト条約により経済通貨統合の実施を正式な目標とし、インフレーション率、国家財政、金利、為替相場の安定性などの数多くの経済的収斂基準が設けられた。 1993年11月1日、マーストリヒト条約が発効した。 第2段階:1994年1月1日から1998年12月31日 [編集] 欧州中央銀行の前身となる欧州通貨機関が設立され、欧州通貨単位紙幣の管理のほか、加盟国および中央銀行間での通貨協力が強化された。 1995年12月16日、移行期間に加えて新通貨ユーロの名称といった詳細が決定された。 1997年12月16-17日、アムステルダム欧州理事会で安定・成長協定が採択され、ユーロ誕生後の財政規律を図り、またユーロとユーロ未導入国の通貨との間での安定性を確保するために新たな為替相場メカニズム (ERM-II) を策定した。 1998年5月3日、ブリュッセル欧州理事会において1999年1月1日から第3段階に移行する11か国が選定される。 1998年5月1日、欧州中央銀行が発足し、1998年12月31日、11移行国の通貨とユーロとの固定レートが定められた。 第3段階:1999年1月1日以降 [編集] 1999年1月1日からユーロが現実の通貨となり、単一通貨政策が欧州中央銀行の下で導入された。同時に実際のユーロ紙幣、硬貨の導入までの3年間の移行期間が開始されたが、法令上は各国通貨は消滅したことになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月01日 19時19分39秒
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