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カテゴリ:自然、野鳥
もう盆も終ってしまったが、この地では8月13日の夜は、
庭に火を焚いてご先祖様をお迎えする。 昨年の8月13日は長女が泊まりに来ておった。 薄暗くなった頃、長女が「マムシが車の下に入ったよ。」と言う。 暗くなって、しかも車の下は見えるはずが無く「な~に青大将だろう」 とわたしは返答し、「あれはマムシの模様だ!」との娘の言葉を気に止めなかった。 その夜はビールを飲み、みんなより一足先に床に着いたが、寝ついた頃 「おとうさんマムシが来たから捕ってよ。」と起される。 パンツ一丁で茶の間に降りれば、玄関の中に大きなマムシが動いて、 しかもわたしのくつの上を動き回っているではないか。 愛犬モモも一度マムシに噛まれておるので、後ずさりしておる。 「早く捕まえて!」と言われても、どうしようもない。 縁側よりパンツ一丁で、それに裸足で跳びだし、鎌を持ってきて、 鎌の刃の反対側で首を押さえ手捕まえた。 早速ペットボトルに入れ、マムシ酒にしようと外の日の当たらないところに置いた。 こうして糞をさせえてから、焼酎を入れるのだ。 半月ぐらい過ぎた頃、ある方より「盆の13日にマムシが舞い込むとは縁起が良い、 それを殺したら罰が当たる!」と言われ怖くなって、やや離れた山に離した。 とんでもない盆の来客だった、 こんな事は山村ゆえの事で、皆さんには考えも着かないことだろうが、 この地でも聞いたことが無い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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