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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:介護のこと
私が勤めるグループホームは、高齢者の認知症対応で、
9名の方が生活しています。 認知症といっても、 軽度から重度、 症状も多種多様。 そんな中、 普段は身体機能も自立されているし、 会話も普通にできる、 しかし、短期記憶が無く、 「盗られ妄想」がある。 という方がいらっしゃいます。 普通に話している分には、商売をされていたということでとても面白く、時には勉強になることも多いのですが、 一旦、「何かを盗られた」と思うと、 「警察に訴える」「職員が盗った」と矛先鋭く、 その興奮は抑えられません。 それで、今日私が帰る時、「ちょっと来て」と呼び出されました。 テーブルの上には紙パックのジュース。いつも職員に「おつかれさま」と渡されていました。 「これがどこから見つかったかわかる?」とその方。 「ベッドの下に置いてありましたね」と私。 すると、 「あんたが、お風呂の手伝いをしていた風呂場からよ!!!こんなになくなってしまってる。」 と、無くなったジュースを盗った犯人が私だと言われるのです。 私はその方が「ものが無くなった」と言われる時には、一緒に部屋の中を探し回ったり、お話をゆっくり聞いたり、とその時その時の不安を取り除き、不安が無いようにと思って対応していました。 また、「盗られ妄想」の犯人の疑いは、身近な人が疑われやすいとも理解しています。 しかし、やっぱり複雑です。 認知症の症状とは言え、疑われるって辛いです。 その場は、ゆっくり二人で話し、明日になって管理者や園長と話し合おうと言い、話題を変え世間話をすることでおさまり、その方も落ち着かれました。 でもね~・・・ あんまり近くなりすぎるといけないのかな。 どう対応するとよかったのかな。 などなどと、ものすごく考えて考えて考え中です。 私情が入れるならば、とても反論したい気持ちですが、 そこはぐっとこらえないといけないんでしょうね。 なんだかちょっと行き詰っちゃいました。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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