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今日は、現在明治神宮にお祀りされている明治天皇が生前にお詠みになられた御歌を紹介します。
日本人のあり方、生き方、今私たちが忘れかけている大切なものを、日本語という最も洗練された言語で表現されています。 きっと御歌にふれることで心に何かしら感じていただけると思います。 山(やま) 萬代の国のしづめと大空に あふぐは富士のたかねなりけり 注釈:萬代(よろづよ)ー限りなく永く続く世。 あふぐー仰ぐ。 たかねー高嶺。高い山。 訳 千代に八千代に益々発展する日本の国の鎮護(しづめ)として、 いつも大空に仰ぐのは富士山のあの気高い姿であります。 解釈 東海の天にそびえる富士の高嶺を仰ぐとき、日本の国の姿を目の当りに 見る心地がして、神々(こうごう)しく、清々しく、なつかしく感じます。 祖先から受継ぎ子孫へ伝えて行く立派な国として、お互いに国民の責任を 成し遂げるように、努力をお誓いいたしましょう。 何よりもまず個人を優先してしまいがちな今の世の中ですが、 一人一人がほんの少しでも祖先が守ってきた日本をそして同じ民族である 我々が互いに思いやれる気持ちをもって生きていきたいものです。 参考文献 『大御心』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月23日 11時39分42秒
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