70歳の新人賞!40歳、50歳なんて、まだ鼻たれ?
昨夜帰宅して、黒澤明生誕100年企画『悪い奴ほどよく眠る』を、遅くなったので途中からだったが見てみた。黒澤映画をTVドラマとして企画したものらしい。最後まで見たが、映画を知っているだけに残念ながら物足らなかった。映画では、いわゆる悪い奴が、善人たちを利用し、そして使い捨て、最後は殺してまで生き延びる醜さ、業の深さが伝わってきて、迫力を感じるほどだった。ところが、このドラマでは、そんな迫力は伝わって来なかった。それでも、黒澤映画にチャレンジする意欲は買いたいですが。黒澤映画と言えば、昨今残念ながら金にまつわる噂が飛び交っていますね。先ず、数ヶ月前の新聞記事を見て仰天。佐賀県伊万里市の「黒澤明記念館」建設が暗礁に乗り上げたという。「黒澤明文化振興財団」が建設に向けて集めた寄付金約3億円が、いつの間にか空っぽ?。信じられないことに、ほぼ使い果たしていたとか。誘致先の伊万里市も当然負担はしているし、何より寄付を募って集めたお金が使われていたのだから、困り果てているようだ。そして、先日見た週刊誌の記事にまた仰天。「黒澤映画の著作権が謎の相場師に転がされた?」なんでも、約3億の架空増資事件で証券取引法違反で有罪となった投資コンサルタント社長が絡んでいるとか。『悪い奴ほどよく眠る』そのままに、金の臭いがする場所には、その臭いを嗅ぎ付けて、必ずこういう輩が出没しますね。その嗅覚たるや、恐ろしいほど。大ヒットメーカーだった作曲家が著作権詐欺で逮捕された事件と同じようなことにならなければ良いのだが・・・。しかし、こんな暗い話題も吹き飛ばしてくれるようなニュースがありました。かつて、黒澤監督の撮影助手をしていた木村大作監督。自分の師匠は黒澤明だと自認する氏が、名カメラマンから70歳にして初メガホン。その映画『劔岳 点の記』が、なんと「第33回日本アカデミー賞」監督賞他、計6部門受賞する快挙!。『心のままに!劔岳 点の記!』2009/07/08氏は、過去に3度最優秀撮影賞を受賞しているが、初監督でいきなり監督賞という快挙を成し遂げた。そして、今や名優と言っていい香川照之も、5年連続5度目の候補で初の最優秀助演男優賞を獲得。福山雅治ファンの方、この人がいるから福山龍馬は、余計カッコ良く見えるのですよ(笑)。先に行われた「第52回ブルーリボン賞」では、作品賞と新人賞を受賞。70歳にして新人賞!。皆さん、どう思われますか?、70歳にして新人賞なんて、最高にカッコいいじゃないですか。受賞スピーチも最高!。「70歳でこの賞は恥ずかしいけど、これ断ると作品賞もダメだというんで来ました」これまでの最年少が46歳だったようで、大幅更新ですね(笑)。40歳、50歳なんて、まだまだ鼻たれですよ(笑)。70歳で新人賞を取る人が現実にいるんですから。夢は諦めた時に夢になる。諦めなければ、現実になるんですね。黒澤映画の精神は、今でも生き続けている。木村大作さんは、こんなメッセージを送ってくれたような気がします。『何ものにもとらわれず、何ものにもおそれず心のままに』それではまた。『悪い奴ほどよく眠る』の裏番組で、日本アカデミー賞の授賞式が放送されていたようだ。私は、な~~~んも考えないで、悪い奴ほど・・・を見ていた。あっ~、なんというとん馬。知人から「大作さんの受賞シーンは良かったし、女優さんは目の保養になった」と教えてもらったが、もう後の祭(泣)???クリックしていただけると励みになります!!!オガチは、落ちても落ちても飛ぶのを諦めない鳥!夢を諦めるのは早すぎるぜ!『オガチの会』無意味に熱いバカ男バカ親父+違いが分かる粋な女たちの会! 『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ! 会社のサイトです。こんな仕事をやっています。