かかづのばかもやすみやすみ

　私はアニメや特撮類は、3話まで観て継続視聴の判断をします。どんなに面白くなくてもとりあえず3話は付き合います。まあ趣味じゃないBL向けとかは外すこともありますが、時々化ける番組もあるのでその辺はまあ、というところ。

　ところで先週から仮面ライダーの新番組、『仮面ライダー・オーズ』が始まったのですが、とりあえず主人公がパンツ一丁とかつっこみどころ満載なのですけど、昨日の録画（第2話）を先ほど観て思ったこと。

　イカン、面白い。

　昨今の仮面ライダーの主人公は『面白い性格』というかメチャクチャな変人ばかりが目立っていたのですが、今回のオーズは熱血度合いが高く、私のような古典的特撮ファンには非常に好ましいです。仇役もわかりやすいキャラクターで、変なヤツ成分はあの右手のアレやヒロインが補充している。平成仮面ライダーとしては、変な成分を残しながらしっかり古典的なテンプレートを踏襲しているので、観ていて安心感があります。
　ライダーバトル要素はこれから出てくるのでしょうが、それでもライダーが百出するような様子も無さそうなので、ディケイドのように記念作品のようなものはともかく、「とりあえずライダーを出してバトルロイヤル」みたいな自分の嫌いなパターンもしばらくは無さそう。
　平成ライダーを観ていて、2話で名前はともかくキャラをほとんど把握できたのは久しぶりです。

　とりあえず定期録画をかけたので、毎週楽しみに観ていようと思います。観ていない人も、今から視聴してもきっと間に合いますよ。話がシンプルなので、多分冒頭の前回までのあらすじでほとんど把握できるはず。

　イケメンライダーに嫌悪を覚える方でも、中身がしっかりしているので大丈夫だと思います。自分はかつて『機動武闘伝Gガンダム』で、ガンダムに対する固定概念をぶっ壊してから作品に対する視野が広がりましたが、このオーズでも作家としての引き出しを増やせそうです。

　まあ、だまされたと思って3回観てください。しばらくはYouTubeでも観られるでしょうし。

　ちなみに最近のパターンですと放映後しばらく残っていて、適度な間隔を置いて削除されています。即座に削除されないのは未視聴者対応のための、権利者側による黙認なのかもしれません。リアルタイムの視聴者を増やせますからね。