カテゴリ:マンガ/アニメ
AT-Xで『神様のメモ帳』というアニメを見ました。
J.C.STAFFの製作でスタッフロールを見る限り『とある魔術の禁書目録』のメンバーで構築されているようです。なので絵面は非常に似ています。 さて、まったくのノーマークで見たのですが、これがなかなか面白い。ただ登場人物のほとんどがかなりのダメ人間で、自分には共感できる部分が少ないです。ただ一応ミステリジャンルで構築されていて、援助_交際などの『今時のよくある話』が、わりとちゃんと描かれているのは意外でした。 そういう視点で見直すと『今時の若者のスタイル』が垣間見えてきて、ひどく落ち着かない気分になります。偏食、リアルの希薄さ、ニート、無職、軍オタ、そしていまのところ『役目を与えてもらうだけで人生が輝き出す主人公』。 どいつもこいつも自ら何かを成すという姿勢が、まったくのゼロです。 フィクションに現実を持ち込むのは野暮ですが、つまるところ『口開けてエサがもらえるのを待っている状態』が、共感できる主人公の最近のデフォなのでしょうか。だとすると『努力することはすばらしい』とか『思考し能動的に行動する』というスタイルで物語を構築していた自分は盛大に何か外していたような気がします。 『神様のメモ帳』は、電撃としてはずいぶん生臭い人間描写をしている気がします。ただ主人公とヒロインに現実感が全くなく、ありがちなガジェットやありがちな人間像を描いいるのに、まさに絵空事のように思えます。このさじ加減は面白いです。 個人的には竹を割ったようなシンプルな物作りが好きですが、これはこれでアリでしょう。アニメ化するラノベはたいてい買っているのですが、めずらしくノーマークだったのでちょいと買ってきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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