カテゴリ:マンガ/アニメ
女性声優の交際関係のスクープに声オタの皆さんは今まさに戦々恐々としているのですが、もし芸能人が本気でプライバシーを守るには、果たしてどのぐらいの費用がかかるのでしょうか?
この場合の『プライバシーを守る』の定義は、『異性との交際を示唆する論拠となる写真』とします。伝聞でどんな情報があっても、誌面やWebで証拠や論拠を提示出来なければただの落書きと同じなので。 さて、実は非常に分かりやすいサンプルがあります。元仮面ライダーカブトこと水島ヒロさん。彼は絢香さんという紅白歌合戦にも出ている現役かつ売れっ子シンガーソングライターという伴侶を得て、本来なら芸能レポーターに私生活であること無いこと書かれてもおかしくない状況のはずなのですが、実は『記事になる写真が2年近く無い』という異常な状況が続いていました。畢竟「仮面夫婦じゃねーの?」なんていう話も出てしまうほどで、バゼドウ病を患う絢香さんを見舞ったり連れ添ったりする姿もほとんど無いという妙な状況。 しかしこの水島夫妻の報道に対する警戒状況の一端が見える記事があります。 ■「無線連絡でマスコミ警戒」! 水嶋ヒロ&絢香、普通じゃ考えられないマスコミ対策(サイゾーウーマン) 無線機で状況をやりとりして決定的な写真を撮られないようにしていた彼ら夫婦でも、やはり完全には守りきれなかったということになります。 さて、このレベルの警戒態勢を民間の警備会社に依頼するとどうなるか。自分は昔、バイトで『探偵助手』というものをやったことがあるのですが(基本的に浮気調査とかの張り込み役)、その時探偵と警備員の職構造が似ていたので参考にします。 道路工事の警備員のようなものではない『本格的な警備員』を雇うと、安くて日額5万円以上はかかります。水島さんの場合は無線機のネットワークがあるので最低二人。最低2交代の交代要員も入れれば4人必要になるので、20万円。30日分で600万円かかる計算です。 もちろん警備を管理、時には参画するマネージャーなどの経費も含みますから、年間契約のグロス発注をしても5000万とかかかるでしょう。この記事にある『女性自身』の『独占ツーショット写真』というのは、私のいささか怪しい計算に基づいても、警備費用2年分、つまり『1億円以上の守りをやっと出し抜いた1枚』ということになります。数字がガッデム怪しくても、『2年分の警備費用と等価の写真』となれば、その価値は確かに『大金星』と言われてもやむをえません。 今は個人でボディーガードの費用がネットで調べられますから、『ボディーガード』『費用』あたりで検索してみて下さい。 じゃあ、声優はどうでしょうか? 内部流出の平野綾さんはさておき、豊崎愛生さんの場合は、完全に誰も警戒に付いていません。事務所側も個人でも、警備費用は確認される範囲内でゼロ。マネージャーの分があるように思えますが、声優さんは基本マネージャー付きませんし、音楽グループの『スフィア』というくくりでマネージャーが居て一人で回している可能性が高いです(つまり『芸能界職分』のマネージャー)。 となれば、ちょっと手順を踏むだけで住まいやなんやかやを特定するのは難しくは無いので(浮気調査の『正体不明の浮気相手』を『合法的に』調べるノウハウが探偵社にはあった)、あとは張り込みや尾行で行動を調べ尽くすことは、自分はやる気が起きませんけど不可能ではありません。あとは無警戒なところを写メでもなんでも撮り放題です。 声優事務所は『けいおん!』の成功の後に、真剣に警備体制へお金を突っ込むべきだったと思います。自分の試算では1億円以上かけた水島ヒロさんでさえ守りきれなかったわけですから、倍額突っ込んでも保って4年。ガールズユニット『スフィア』そのものはかなりの利益を叩きだしていると思うのですが、『芸能界に対する現状把握を怠った運営側(声優自身も含む)の怠慢』が、今の騒ぎの元凶じゃないでしょうか。 過去は変えられないので、今まで無警戒だったツケはどこかで払うことになると思います。そう、過去は変えられないから運営側もファンも総出で自ら本気で守らないと、ファンのドリームやフィクションも木端微塵なわけです。 いまのところ歴史改変の手段は無いので、後は全てファン次第ではないかと。 さもなければ、タイムマシンを発明するしか無いんじゃないかなー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月01日 20時51分42秒
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