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2012年01月26日
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カテゴリ:マンガ/アニメ
 ブラック・ジャックが手元にあったので、読み返してみました。
 最初の3巻ぐらい通読しましたが、2012年現在表現できない言葉が多数ありました。
 また、医療マンガという性質からグロい描写も多く、最近のSFXやVFXを駆使した医療ドラマや医療映画なんぞ及ばない、極めて直接的な表現が毎回載っています。

 手塚先生は『マンガの神様』と言われていますが、有名なエピソードに『兵士時代に、兵士用便所にマンガを貼っていた』というものがあります。検閲でマンガを描くこともままならず、士官に見られたら懲罰ものとなる『自由なマンガ』を、士官が絶対に入らない場所に貼り付けていたわけです。ちなみに士官用トイレというものがどこの戦場でもあって、規則で兵卒は利用出来ません。

 思えば、幼少の頃からこのようなどぎついマンガに接していたわけですから、御涙頂戴のヌルいギャルゲに私が萌えるわけがない。

 マンガのブラック・ジャックでは、ひどい大人がわんさか出てきます。血も流れますし違法行為もごっそり。しかし(複雑ではあるけど)ブラック・ジャックという人間は芯があり、独特の美学のようなものを露出しています。表層しか見ようとしない、多くの『現代的な表現者』が、及びもつかないのは当然かもしれません。

 そういやガンダムのメカデザインにも似たようなことが言えます。大河原邦夫先生は確かに古くなりましたが、その絵は『とにかく中にみっちり金属が詰まっている』という表現に満ちていて、アルミホイルをオーバーテクノロジーで強化したような似非メカデザインとは、やはり一線を画すと個人的には思うわけです。今一線にいる絵師さんで、メカでも人間でも『中身の詰まっていない絵』を敬遠してしまうのは、その辺に原因がありそうです。

 とりあえず好きな作家さんが老齢になったブラック・ジャックのマンガをチャンピオンで描いていますが、一話完結形式、というか『一話に人間の中身を丸ごと詰め込むような』ものでなかったことは残念かもしれません。まあ、それが手塚先生の『異能』なんでしょうけど。





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最終更新日  2012年01月26日 20時06分05秒
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