カテゴリ:明日のための一年戦争
最近『ギャラクティカ』を見始めたことは以前申し上げましたか。
『スターウォーズ』時代の古典的なSFドラマの、うーん、リメイクでいいのかな。まあ『そういう』作品です。 で、政治構造がアメリカ的な大統領制で、軍は法と国民のために戦う組織という定義が成されていて、軍は個人や利益ではなく法に則って行動するという遵法精神の遵守に依って行動しているのですが、ここにちょっとした疑問を持ちました。 欧米はなにゆえ、これほど遵法精神を大事にするのか? 答えはどうもシンプルらしく、『戦って勝ち取ったから』。 『ナントカ革命』というものは西欧で頻発しましたが、そのどれもが無血とは無縁の、大量の暴力と殺し合いで勝ち取ったシロモノです。そう、勝ち取ったものです。 ゆえに、精神として、理想としての軍の存在に、その『勝ち取った物の一つである遵法精神』を、ドラマの中でものすごく大事にする。 が、翻って日本は、現在は敗戦でGHQから与えられたものばかりに依っていて、自分自身で勝ち取ったものがあまり無い。借り物にプライドは持てないから、国民が日本そのものに誇りを持てるかというと、厳しい物がある。 ここに、今の日本の限界がありそうな気がします。 現在日本で成功している人は、おしなべて『勝ち取った』人です。逆を言うなら、『勝ち取ろうとしなかった人は大半失敗している』と言えます。競争し切磋琢磨しぶつかり合って残った人しか、何も成せない。これは言葉だけでも充分納得な話でだと思うのですがいかがか。 で、何か人生で勝ち取ったものがある人は、基本強いんですよね。 自らが依って建つものが、ハリウッドで描かれる世界にはたくさんあります。なるほどアメリカは強いし揺らぎにくいのも納得で、先祖が勝ち取ったものを営々と守り続けているわけです。 まあ、ゆえに『ヴェトナム戦争』での挫折が、挫折知らずの坊ちゃんが受験全滅したぐらい響いているとも言えますが。 自分は今なお勝ち取れたものが少ないのではありますが、再就職も含めて何か勝ち取ってゆこうかと。欧米かぶれというなかれ、手本は真似するべきだと思いますしね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月06日 19時05分08秒
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