カテゴリ:明日のための一年戦争
阪神淡路大震災が当事者にとってまったく風化しないように、この東日本大震災が風化することは永遠に無いでしょう。ましてや福島原子力発電所の深刻な事故と合わさって、もはや津軽海峡を隔てた北海道でさえ当事者という立場からは逃れられません。
なのに、またも復興に政治的な歯止めがかかり、被害はいや増すばかり。阪神淡路大震災の時の教訓が、ほとんど活きていないと思うのは私だけでしょうか。 何より驚異的なのは、未曾有の国難が一年経ってもまだ続いているということだと思います。阪神淡路大震災を軽視するわけではありませんが、民主政権が通りようのない政治ゲームに邁進するあまりにあまりに下手を打ち続けている現状。 万死に値すると言いたいところです。 北海道の食料も、放射能的にやはり怪しくなってきました。現地の生産車様には申し訳ないのですが、食の安全を守るには『実害と認識した上での生産中止』しか無いと愚考します。後出しで放射能速報の情報を今頃出したりする政治屋どもをつるし上げ、減反した土地への再入植などの継続手段を模索し、放射能被災地からの放射性廃棄物を未然に阻止するには――このような言い方は誠に申し訳ありませんが、汚染された土地を捨てるしか無いと思います。 多くの方が、故郷への帰還を望んでいるのは承知してますが、現在のチェルノブイリを見ても、その辺はまったく現実的ではありません。で、かつて自民党が行った減反政策によって、農地自体は結構あるんですよ。ならば、実際問題としての再出発は、それら被災地から離れた場所でというのが、現実的ではありませんでしょうか。 元通りにする、元通りにしたいというのは、気持ちは分かりますが無理難題すぎます。それは東日本大震災を『無かったこと』にするぐらい難しいことですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月09日 20時44分22秒
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