かかづのばかもやすみやすみ

　ドコモのスマホを処分しました。理由は日常利用に問題があるほどバッテリーが持たないから。で、このようなアイテムを使って、単なるiPod化してたauのiPhone4SをドコモのSIMで使えるようにしました。

【IOS 5.1.1 まで対応】GEVEY Ultra S　au iPhone4S, softbank iphone4s用 SIMロック解除アダプ... 価格：2,980円（税込、送料別）

　具体的にこの登録品ではありません（私が使用したのはOS5.1対応品、Amazon利用）。また何をするにしても自己責任で願います。なんか、場合によってはすごい高額請求とかあるみたいです。

　割と何でもヘビーユーザーの私には、替えのバッテリー無しで日常生活を送るにはやっぱiPhone並みのバッテリーが必要で、念のためのモバイルバッテリーの出番がいきなり減ってすごい楽になりました。iPhone5も同じぐらいバッテリーが持つようですが、5が必要かは個人の環境によるでしょう。ちなみに自分は多分、容量が128GBのタイプとか出ないと買わないでしょう。
　この通称『SIM下駄』のiOS6対応状況は不明です。私はGoogleマップの利用が激しいためにOSのアップデートしなかったので、ちょっと手間取りましたが設定できました。

　で、その過程で少しだけ『脱獄』について調べました。

　『脱獄』という言葉を聞いて、実は自分、この行為は『違法である』と思い込んでいました。が、実はどこも違法行為ではなかったんですよね（2012年今日現在）。理由は、実はなが～くマジコンが規制されなかった理由の一部と同じで、どのようなハードウエアも個人の自由な利用を阻むことはできないから。マジコンは、実は筐体とOSだけならサービス提供外のプログラムを動かす追加ハードですし、以前のPS3はLinuxをインストールして多数を並列に接続し、安価な疑似スパコン構築に使用されていました。
　で、マジコンは違法アップロードソフトの流通によって規制され、PS3はソニーがハード的に他のOSを入れられないように改造しました。

　iPhoneも理屈は同じで、本体の改造は何から何まで自己責任ではあり、電子レンジに入れて燃やすところまで含めてユーザーの自由です（それで引き起こされる事についても自己責任。家が燃えても知らん）。もちろん公式のサポートは一切なくなりますが、自動車だって改造車を保障してくれるかっていうとそんなことはありません。

　で、『脱獄』すればテザリング機能を解放できるとのことなので、実際にやってみました。

　テザリング機能の解放自体は、脱獄先から落とせるアプリで比較的穏当にテストできました（実装はしていない）。また脱獄状態からの復元も出来ました（自分の場合はauのiPhoneで使ってたmicroSIMがアクティベートで必要でした）。ただしその過程で、どーも違法コピーらしいアプリを見かけ、ネットで検索するとモノによってはウイルスやワームが入っていることもあるらしいことが判明し、それなりに危険地帯である実感も得ました。

　ちなみに回線契約はXi（LTE）ですが、4S筐体はハードウエア上でFOMAハイスピードまでしか対応してないので、3G回線並みの速度しか出ません。それでも自分の場合は十分です。

　重ねて申しあげますが、何事も自己責任で願います。

　結局今は必要ないので脱獄状態は解除しましたが（入獄と言うらしい）、テザリング環境が必要になったらまた考慮検討します（イモバのポケットWi-Fiあるからそんなに急がない）。まあ、『脱獄』そのものは、悪いことを考える人ほどハイリスクでリターンが不明というのが自分の印象でした。仮に脱獄環境が必要になっても、私は安全の確認が取れたアプリしか入れないと思います。

　とりあえずアンドロイドのスマホはどいつもこいつもiPhoneの足元にも及ばないほどバッテリーが足りないので、いまのSIM下駄付きiPhone4Sはしばらく使いそう。SIMフリー輸入業者が儲かる理由も納得っていえば納得です。
　この辺はアンドロイドOSの仕様上しょうがないのかもしれません。アンドロイド携帯、すごい機種の量ですから。

　とりあえずiPhoneに戻って、バッテリーの持ちに安堵することしきりです。アンドロイドのときは常時バッテリーを気にしなければなりませんでしたが、懸案事項が一つ減って嬉しい限りです。PC壊れて連絡手段が減ったら、あとは携帯のバッテリーしか頼むものがありませんからね。

　とりあえず以前は『電話機能のついたiPod』だったものが、ここまでの進化をするというのは、なかなかにすごいものがあります。ジョブスは偉大だったんだなぁ。


　なお、この記事にはアイテムのリンクも含めて、私が行った具体的な方法などはあえて記されていません。もし何か考慮検討し実行なさる場合は、ご自身で全てお調べの上、自身の責任において実行なさってください。