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テーマ:障害児の親として(1435)
カテゴリ:障害児の親として
昨日なあくんの学校のお母さんたちと新年会を兼ねた役員決めのランチに出席してきた。
これまで何度か学年全体(といっても11人)で飲み会を開いているのだけど私は出かけることができなかった。 夜は出られない私のために、ならばお昼!と計画してくれたのです(^_^) 仕事の途中に出かけ、おなかいっぱいにご飯を食べてきました。 全員出席の予定だったけどインフルエンザの流行により3人が欠席。 8人で話し合いをしました。 来年度の役員には私も立候補しようと思っているけど、働くお母さんが多く、 一人では負担が大きいので2人体制にしたらどうか・・・という案が出ました。 結局どうしても理事会やいろんな行事に参加できないことになったらみんなで助け合うことに決め、 役員はこれまで通り1人でやることになりました。 立候補している人が欠席だったため、決定は来週の学習発表会の場に持ち越しになってしまいました。 他のお母さんは私には役員は無理じゃないか・・・と心配してくれましたが、 母子家庭の人は私だけじゃないし、みんないろいろ大変だもんね。 来年度は仕事も抱え込まないようにするつもりだし、一度やっておけばしばらくは気楽でいられるもん。 でも私はくじ運もジャンケンも弱いからなぁ。。。 決まって嬉しいものでもないけど。 それぞれの子供の悩み、ヘルパーさんとの関係、学校との関係・・・いろいろ話をしました。 障碍の程度はみんな違うけど、自閉の子が多いのでたくさんの共通点がありました。 「こんな子は育てられない」と母親が子育てを放棄して逃げてしまった最重度の子どもを育てているおばあちゃんもランチに来てくれました。 『私は先が短いから少しでもあの子をどうにかしてあげたい・・・ でも先生に焦らないでって言われちゃって・・・』 切実な心の叫びに聞こえました。 その子は私の目から見てもかなり障碍の重い子です。 なあくんの一番大変だった頃の状態が今現在の彼によく似ているのです。 そんなパワフルな子を親ではなくおばあちゃんが見ているなんて・・・ 以前スーパーで偶然そのおばあちゃんと会ったことがありました。 私のそばにいるなあくんを見てびっくりして「どうやったらこんな風に育つの?」と聞かれました。 私の記憶にはありませんが、保育園の時に通っていた療育施設でその子となあくんは一緒のグループだったそうです。 私のこともそのおばあちゃんはよく覚えていると。 「はっきり言って申し訳ないけど・・・あの時のなあくんはうちの子と同レベルだなぁって感じてたの。 けっこう重い子だったもんねぇ。ごめんね、正直に言っちゃって。 でも学校でなあくんを見かけるとすごく落ち着いてるし、なんたって言葉が出てるじゃない? それにこうやってうちの子をスーパーに連れてくることはできないのよ。暴れちゃうから。」 「なあくんも暴れてしまう時期はありました。どこでもひっくり返ってバタバタ騒いでしまってたし・・・ どうやって・・・って何にもしてないけど、とにかくかわいいです(*^.^*)」と答えました。 このおばあちゃん、以前うちのおばあちゃんに電話をかけてきたことがありました。 おばあちゃん同士、話がしたかったのでしょう。 二人で泣きながら話をしたそうです。 体力がもたないから小学校の間は自分が頑張るけど、中学からは施設に入れるつもりだそうで・・・ 悲しいことだし、そのおばあちゃんにも辛いことだけど仕方ないことなのかもしれません。 その電話の中でもなあくんとその子の成長の違いに触れ、 うちのおばあちゃんは「やっぱり母親の愛情じゃないかな」と答えたそうです。 「娘(私)はすごくなあくんを可愛がってるし、 仕事から帰ってくるとなあくんを抱き締めてるよ。そういうのが伝わるんだよ。」と。 養護学校に入れることを恥ずかしいと罵り、こんな子はいらないと逃げるなんて信じられません。 逃げたくなることはたくさんあったけどね。 ランチの帰りにそのおばあちゃんに声をかけ、またいつでも電話してきてと伝えました。 少しでもうちのおばあちゃんに愚痴をこぼして欲しいと思います。 今年度の運動会で私は初めてその子の笑顔を見ました。 いつも寂しそうな顔をしている子だったので笑った!!と嬉しくなり感動してしまいました。 今度の発表会でもみんなの成長した姿を見たいなって思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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