米・韓・日の子育て感覚の差
先日新聞で興味深い内容の記事を見つけました。子育ては楽しいと感じますか?という質問に対し「楽しい」と答えた割合。アメリカ7割、韓国5割。日本2割。この感じ方の違いは何なんでしょうか?私も聞かれたら悩むなあ。5割以下かも。楽しい・・って言うよりも正直大変(-_-;)日本人は2割って答えたことに対して作家の重松清さんは「全然嘆かわしくない状態」と答えていらっしゃいます。これは普通だと・・・。例えば10日間のうち、本当に楽しいと感じるのは2日くらいなのでは?ってことです。アハハ、確かに。勿論、とても望んで授かった大事な子供。大事ですし、可愛いです。だけど「楽しい?」100%毎日毎日楽しいって事は難しい。これは虐待防止法の改正に基づいての討論会での記事の抜粋でした。子供が自分の思い通りにならないとか、泣いてうるさいからと虐待したり殺してしまう親が増えた最近。自分をそこまで追い込まないためにもっと自分の中で空気を抜きましょう・・って事ですね。妊娠した頃、たまごくらぶって雑誌を購読していました。重松さんもおっしゃっていましたがどの赤ちゃんも可愛くて、ニコニコ笑っている。「ああ、私の赤ちゃんもこんな感じであって欲しいな」そう思って眺めていた時代。・・・んで、長女が産まれた。????何か違う。とにかく寝ている時以外は泣き、絶えず抱っこ。自分がご飯を食べたり、ゆっくりお風呂にも入る事も全然出来ない。子育てって大変だなあ、泣きたいわ。本当に4年前はそう感じていました。2年後次女誕生。機嫌が良くあまり抱っこしなくても良い。育てやすい子。正反対の育児を体験。 肩の力が抜けました。自分でなければいけないと勝手に思い込んで人に委ねるのが怖かった長女。母乳神話を沢山産院で聞かされ、母乳育児でなければいけないように思い込んでいたあの頃。とてもストレスに感じて次女は敢えてミルクで育ててみることにしました。母乳でもミルクでも愛情は関係ない・・・大事なのは私の子供に対する気持、ただそれだけってことがやっとその時にわかったんですよね。成長してきても、それなりに悩みは尽きない。今度はお友達のこと、学校のこと、勉強のこと大きくなればなる程大変になるんだろうね。核家族で、また転勤を繰り返しているせいか?なかなか近くに頼れる人は居ない。それも辛かった原因だろうか? そして今、思う。 「大変な時期はアッという間だよ」 そう言ってくれた先輩子育てママ。本当にそうだと思います。当時は「そうかな?」今の私の辛さはきっと私以外は理解できるはずない・・と思っていました。でも、確かにアッという間かも。お世話が大変って思う事は子供が今年5才、3才になりますが1年前に比べたらずっと減りました。自分で出来ること、沢山増えたからです。子供って成長してくれる、ありがたい。でもね、自分の時間はなかなか取れません。もっとお掃除やお料理に手をかけたりおしゃれをしたり、自由に出歩ける時間が欲しい。1人になりたい。・・・そうは思いますが楽しくない訳ではないのね。もう少し自分の時間ができれば今以上に子供のこともじっくり見てあげられるようになるのではないか?と自分自身で思います。子育ては楽しいものだ・・・って思い込もうとすると「そうでない自分」が居た時、辛い。例えば、イライラして子供につい当たってしまったり自分が本を読んでいたために、子供が「本を読んで」って持って来ても「後でね」って答えてしまい、結局読まず終い。そういう自分をダメな母親だなと責めたり・・・。育児は育自ってよく言われますが楽しいと感じる時よりも私自身「自己嫌悪」の方が多いというのが正直な気持ち。もっとこうしてやりたいという理想はありながらもしてやれない自分がイヤになったり・・と、結局、親の勝手で やる気になったり落ち込んだりして居たわけです(笑)子供にしたら、本当に迷惑な話よねえ。楽しいと思える回数が少なくても良いからとにかく子供がいつでも飛び込んでこれるような母ちゃんになろう。小さいことはなるべく気にしないで大らかに物事を見れるように努めよう。そう心がけることから、楽しいと思える瞬間も少しずつ増えていくような気がします。アメリカのママさんたち、きっと大らかなんだろうな。感じ方の違いや表現の仕方の違いもあると思うし国や自治体の子育て支援の方法も様々だと思うので一概には言えない数字ですけれど日本も少しずつ差を埋めていきたいですよね(*^_^*)