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カテゴリ:マラソン/山/トライアスロン
(おとといからのつづき) 郡山ハルジ 昨日のルックスの話の続きだけど、トライアスリートは自転車野郎と違って結構カッコいいヤツが多いと思うんだよね。 鰻坂ヒカル …自分がやってるのは、何でもカッコいいことにしてないか? (笑) 郡山 いやいや、雑誌を見ると歴然だって。男女ともイケてるって。ほら、見てみ(…と言ってトライアスロン誌をパラパラと見せる)。 鰻坂 …ふ~ん。たしかに「自転車マニア」の連中とは雰囲気は違うかもな。なんかこう、鬱屈した感じがないかも。自信がにじみ出てるというか。…あ、でも、サルやゴリラみたいな顔しているのもおるやん!(…といって写真を指を差す) 郡山 ほんとだ(笑)。…きっと「自転車出身」のトライアスリートなんじゃないか(笑) 鰻坂 また今の発言で完全に自転車系の訪問者の反感を買ったな(笑) 郡山 たしかに日本人選手の中にはムサい野郎や、あんまりモテそうもない女性選手がいるワ。…でも、外国人選手の写真を見てみると、ほとんど例外なくカッコよくない?女性選手も、「…え、こんなカワイイ子がなんでこんな過酷なスポーツしてるのよ!?」と思うだろ、ホラ、これとか、これとか。 鰻坂 …うむ。(雑誌をめくりながら)多数の白人のガールフレンドと交際したオレの目から見ても、たしかに欧米選手のルックスのレベルが高いことは認めよう(笑)、オッパイはみんな小さいけど(笑)。男女ともスタイルはバランスがとれとるわ、上半身も下半身も。 郡山 やっぱりさ、「泳げて、自転車も、走るのも速い」っていうのは、マラソンランナーみたいに心肺機能が優れているだけでなく、上半身も下半身もバランスのとれた筋肉の発達の仕方してるんだわ。要するに、「全方面アスリート」というか、「身体機能の優等生」って感じ? 鰻坂 「理系だけじゃなくって、歴史や英語も得意ですねん」っちゅう、共通一次900点台型のアスリートか(笑)。…とすると何か、あの外見から“にじみ出るような自信”は、東大・京大現役合格者の醸し出す自信と同質のものなのか?(笑) 郡山 まあ、バランスのとれた身体的な優性遺伝が、ルックス全体に現れているというか。あと、心理的にも、自覚する・しないに関わらず、「他人よりあらゆる面で身体機能が優れている」という自負があると思うんだな。「劣等感をバネにして、地味にこの道で努力してるんです」っていう感じではないよね。 鰻坂 うー、そう思うと、このプロのトライアスロン野郎の顔がスゴイ高慢に見えてきたな(笑) 鰻坂 ところでさ、さっき「自転車出身」って言ったけど、トライアスロンやる人はやっぱり「水泳出身」とか「マラソン出身」とかいうのがあるわけ? 郡山 オイラもよく知らないんだけど、雑誌なんか読んでると、プロは「○○出身」ってのが多いみたいよ。あと、もともと子供のときにスイミングスクールに通って水泳がフツウにできたヤツが学生時代に陸上部員になって、大学に入ってからトライアスロンに目覚めたとか、もともと水泳部員で趣味で自転車乗ってたヤツが、心肺機能を買われて学校の駅伝に借り出されたりしてて、社会人になってからトライアスロンに誘われてレースレビューしていきなり上位…とか、3つのうちのどれか2つはやってたというケースが多そうだね。 鰻坂 オマエみたいに、むかしアブナいバンドやったり病的な絵を描いてた不健康なアート系のゴシック野郎が、中年になってからネットで誰かの完走記読んでマラソンに目覚めたとか(笑)、テレビでアイアンマンのドキュメンタリー見ていきなりトライアスロン始めたとか、そういうヤツはやっぱりいないわけだ(笑) 郡山 「それまで自転車も水泳もマラソンもしてませんでした」っていうトライアスリートはたしかにマレだろうね。このオイラでもいちおうマラソンは3年やってたからな。 鰻坂 3年間一生懸命やっても「マラソン出身です」と言えるくらい、能力が突出してるわけでもないけどな(笑) 郡山 それは言える。この前、オイラが登録してるスポーツダイアリーで、トライアスロン仲間を探そうと思って検索してみたんだわ。そしたらだいたいみんなフルマラソンを3時間ちょっとで完走してんの。しかも始めて1、2年で(笑)。オイラなんか3年やって3時間40分だもん。もともと人並み外れて持久力の高いヤツらが「そろそろハードルを高く上げて、トライアスロンでもやってみよう」という、ワンランク高いチャレンジ精神で始めるみたいね、やっぱ。 鰻坂 そういう体力エリート連中に囲まれて、水泳でビリになったりしててイヤにならへんの? 郡山 うん。底辺とはいえ、一応そういう連中の一角を占めてるというプライドはあっても、比較して劣等感を感じたりはしないね。 鰻坂 「底辺」なのかやっぱ(笑)。「鶏頭竜尾」っていうけど、「竜尾」に満足してるわけやね、キミは(笑)。自分が才能のある分野に時間とエネルギーを費やしたほうがよっぽど効率的で生産的だと思うんだけどなあ、なんでまたマラソンだのトライアスロンみたいな、自分が才能ないことを分かってる分野に入れ込むのか、論理的なオレには分からんなあ。 郡山 「才能がある分野」=「好きな分野」とは限らないからネー。「苦手だけど、でもやっぱり好き」っていうの、あるじゃん。高校時代にさ、模擬試験の数学で学年でビリから5番になったことがあるんだけど、オイラより下の4人の中に数学部のヤツがいたんだ(笑)。 鰻坂 ハハハ。…そうか、もしかしてキミの場合アレか、かつて数学が苦手で国立大学を断念した青年が、20年経ってから「苦手科目克服」意識をスポーツ分野で補償しようとしてるんじゃないのか!?(笑) 郡山 それはあるかも。高校時代に数学ができて人並みの持久力の持ち主だったら、オイラの人生も変わってただろうな…とか思うし。 鰻坂 …まあ、オレも『分からへん』とか言ったけど、ホンマはこれまでの日記読んで分かってるけどな、オマエにとってのトライアスロンやマラソンはポトラッチでありタナトスの満足やいうことは(得意げに)。 郡山 でも、いまや金満家体型に成り果てたキミには分からないだろうな、自分の肉体と精神を極限まで追い込む快感は(笑)。あの、ゼーハー言いながら白目剥いて足元ふらふら、ヨダレたらたらの境地は、長い連れ合いとの交接などでは到底経験できない世界ぞよ。 鰻坂 …ええわ、そんなアブナイ極限状態味わわんでも(笑)。どうせいつかキミも足を踏み外して境界線のアッチ側にイッちまうんだろうな~(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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