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カテゴリ:マラソン/山/トライアスロン
出走者2600人中、460人以上がオレの属する40-44歳男子なんだわ。全参加者の5人に1人がこのエイジグループだっての、すごくない?やっぱ、ミドルエイジ・クライシスでキチガイじみたことをしてみたくなる年頃なんだよねきっと。 ---- レース中、ずっと思ってたんだけど、オレってホント、ラッキーだなって。いや、毎回アイアンマンのレースで好条件に恵まれたってだけの話じゃなく、振り返ると人生全般こんな感じだったよな、と(笑)。きっと、オレの倍もトレーニング積んで、最後の最後でパンクに見舞われて1年棒に振ったとか、オレの倍も才能があるのに、偶発的な条件でオレの後塵を拝するハメになった連中が山ほどいるわけじゃん。むかし学生時代の友達に、実はオレの周りにはオレのことを忌み嫌っている人が自分の想像を絶するほどいるんだということを真顔で聞かされたことがあるんだけど、こんなところにも理由があるんだろうなあ(笑)。って笑っちゃだめか(笑)。 ---- レース中、「こりゃ、こいつらには敵わないわ。」と思ったのは、幼い子供たちに応援させてる連中!(笑) 急坂のいちばんキツイ地点で「ダディー!Keep on hanging!!」なんてカワイイ娘に叫ばれたら、そりゃ底力も湧いてくるわな。ま、でも逆にそこで甘え心が出て歩き始めるヤツもいるだろけど(笑) ---- 急坂で思い出したけど、オレ、どんな急傾斜でも一度も歩かなかったよ。今回も、「オレに追いつかれると必ず抜き返すネーちゃん」がいて(笑)、オレは他人と競走する気なんてないのに、ランの終盤このネーちゃんと15キロくらい抜きつ抜かれつを繰り返したんだけど、ゴール前3.5km地点のいちばんツライところにある誰もが歩いて登っている急坂で、やっぱり歩いて登っていたネーちゃんの横を時速5キロくらいのスピードでちょこちょこ走って追い越したら、もうそれ以降は追って来なかった。ゴール後にすれ違ったけど、こっちは微笑んでいるのに向こうは怖い顔してたよ。 ---- …ああ、小便の話?うん、生まれて初めて自転車に乗りながらパンツの中に垂れたよ今回。プロやエリートの間では常識だって聞いたからさ、絶好の場所があったんで「やってみようかな。」と。時速80キロに達するすごい急で長い下り坂の前に給水地点があったんで、ボトルを受け取る前にトライアスロン・ショーツの中に垂れるわけよ。「垂れる」というのは正確じゃないか、サドルに尿道が圧迫されてるんで、ウンコみたいに気張らないと出ない。生暖かい小便がジュワーっとショーツの股間に染みわたり、足元に雫が垂れてくる。そのタイミングで給水地点でボトルを受け取り、すぐに股間と足元に振り掛けて洗う。とうぜんビショビショになるけど、すぐに急な下り坂に入って、時速70~80キロで飛ばしているうちに水分が飛んじゃって、坂を下り終わる頃には小便の跡形もないように乾いていた。「…してやったり。」と独りでほくそ笑んだよ。 ---- …エ、クソの話?ああ、そういえば今回は12時間のうち一度もクソをしなかったな。走りながらプープー屁はこいだけど、さいわい腹の調子が良かったんで激しい便意に見舞われることもなく、「そろそろいっぺんやっとくかな…」と思ってるうちにゴールしちゃったって感じ?レース後はしばしば消化器が弱って下痢が続くんだけど、今回はずっとカンペキな粘度のが出てて、絶好調さ! ---- あ、忘れてたけど、今回、日本を代表するアイアンマンのプロ・トライアスリート、谷新吾さんだけじゃなくって、カナダが誇る女子プロ・トライアスリート、 Tara Nortonとも握手してもらっちゃった。レース前々日にアイアンマン友達のRとレイクプラシッドの街中を歩いてたら、すれ違った女性にRが「ヘイ、Tara!」と声を掛けるんで誰かと思ったらタラ・ノートン。Rが属するスポーツクラブでコーチをしてるんだって。オレみたいな得体の知れない東洋人オヤジにも笑顔で握手してくれる腰の低い上品な女性だったよ。一方、谷さんは、スイムのスタート直前、10mくらい先の水の中にそれらしき東洋人オヤジがいて、試しに「タニサン!」と声を出したらこっちを振り向いたんでホンモノだと安心して近づき(笑)、向こうも同じ東洋人オヤジの顔を見て安心してこちらに歩み寄ってきたので(笑)、お互い手を取って励まし合ったよ。谷さんは2003年くらいにアイアンマン・レイクプラシッドで2位だか3位に入賞してるけど、今年は90位くらいだったかな。オレとほぼ同い年だし、中年日本男児の星として今後も頑張って欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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