テーマ:人工孵化について(123)
カテゴリ:かもたま奮闘記
きっかけは、息子が学校からもらってきた数個の卵…。
そのまま放っておくわけにもいかず、どうやって温めたらいいのか尋ねてみたら、電気スタンドでもイイらしい…と聞いて、そんなんで簡単にヒナがちゃんと育つのか?半信半疑で始めた人工孵化でした。 とりあえず、インターネットで色々調べながら、試行錯誤で挑戦してみると、そのうち心臓や、血管が出来ていく様子が見え、始めて実際に見る生命の成長の様子…。 とてもドキドキ興奮した事を覚えています。 そのうち、何度か失敗を繰り返しながら、その度に、より良い方法を見つけだしながら、成長記録は伸びていき、ついに孵化予定日まで育ったときには、無事に孵る事を本当に願っていました。 ちょうどその頃、“近親交配による異常の疑いがあると知って、無事に孵る確率は思った以上に低いかもしれない…と不安になりました。 しかし、「諦めたらアカン!」と、子供達に励まされ、奇跡を信じて見守りました。 最後の一個となった7号…。はじめて、自力で殻にヒビを入れる事が出来たヒナでした…。 「がんばれ!がんばれ!ガルーダがんばれ~!」子供達は一生懸命励ましました。 ガルーダ… 卵を温め始めた頃、成長が確認できた時に、卵に始めて付けた名前です。 結局その卵は育ちませんでしたが、この先無事に生まれたら、はじめに生まれたヒナの名前は『ガルーダ』にしよう!と、みんなで決めていました。 いつの間にか、こどもたちは7号を、そう呼びながら励ましていました。 しかし…その願いは通じず、奇跡が起こる事はありませんでした。 人工孵化は、去年も挑戦しましたが、上手くいかず成長期間も半分ぐらいまでしか育ちませんでした。 その時は、周りに相談する人もいなく、自分で色々調べながらがんばってみましたが、わからない事だらけでした。 今回は、そんな状況から少しでも誰かに聞く事が出来たら…と、そんな思いで、ホームページを作ってみました。 もしかして、これを見てくれた方から、何らかの情報が得られるかもしれないと思ったからです。 おかげで、合鴨を飼っている方に出会う事ができ、私の事を応援してくださるようになりました。 そのうち、同じように合鴨の人工孵化に挑戦されている方からのアクセスがあり、同じ思いを共感してもらえる方とも出会えました。 とても心強かったです。落ち込んでいる私を気遣い、励ましていただいた事…本当に感謝しています。 コメントはなくとも、毎日ホームページを見て、見守ってくれていた、たくさんの方々にも感謝しています。本当に有り難うございました。 結果的には無事にヒナが孵る事はありませんでしたが、人工孵化に携わった事で、色々得た物がありました。 ヒナが死んでしまったつらい思いもありましたが、命の尊さ、生命の神秘…そして、それ以外にも、人の温かさ、家族の大切さ、ありがたさをとても感じる事が出来ました。 孵化直前には他に色々と心配な事が重なり、一時はどうなるかと大変な状況になりましたが、今は、ようやく落ち着きつつあります。 せっかく作ったホームページです。 又、いろんな話題をみつけて、日記も続けていこうと思います。 これからもどうぞよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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