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カテゴリ:コーチング・人間関係ファシリテーション
14名で十一斗(11樽)の味噌作り。私のファシリテーションの師匠の毎年のイベントに参加する。
味噌作り当日から参加することも出来るけど、1斗あたり、2.5升の大豆を使うから、その11倍だから結構なもの。前日にマメを洗い、水につけておくとこから味噌作りは始まるが、その大量の豆を洗う大変さを想像できるか否か、そのあたりから、人間関係は始まる気がする。 薪に火をつけるところから始まって、大豆が茹で上がるには2時間かかるということ。 お昼を食べてかたづけて解散するためには、9時には茹で上がっている必要があると企画者である師匠から前の晩に情報提供がある。 誰かが、これやって、あれやってと指示するわけではない。 朝早く起きた人が、薪に火をつけて、大釜で大豆をゆでる。 薪の番をする。かきまぜる。あくをとる。 その間、目が覚めた者、到着した者は、「久しぶり!」「始めまして!」とコミュニケーションを楽しみつつ、思い思いに、自分のできる仕事を探す。朝食の準備を手伝う者、道具をだしてくる者、味噌作りをする会場となる部屋のかたづけをする者。 ここは、コミュニケーションに積極的なひとじゃなくても、年齢も性別も職業もバックグラウンドも様々な人があつまるけど、無理にコミュニケーションをとらなくても、それぞれの居場所があって、どうやら居心地がいいらしい。 朝食が出来たら、手の空いている人から食事をし、あとかたづけをする。 その後、米麹、麦麹、塩の分量をはかり、11に分けるひとたち。 「アメ」と呼ばれる大豆のゆで汁をさますひとたち。 大豆と麹を混ぜる場所をセッティングする人たち。 大豆をミンサーで (家庭用電動式豆ひき機) ミンチにする人たち。 誰も指示していないのが面白い。 もちろん、お互いにリーダーシップを発揮して、あーでもないこーでもないとやってはいるけど。 企画者である師匠は、道具を出して、材料の配分などが一覧表になっているだけ。 参加者と近況を話したり、味噌作り談義をしたりしている。 準備が整ったら、誰が最初に作り始めるか?一度に作れるのは2斗分、ふたり。 「誰もやらないんなら、先にやっちゃおうかなー」と師匠が作り始めると、それを見習って誰かが始める。 見よう見まねでやったり、質問したり。 有料の講習会ではない。師匠は会場と、材料の手配と企画をしてくれて費用は実費だけ。 教える人、教えられる人という関係がない。 もちろん、経験者は、請われれば教えるし、おかしなことをやっている人がいれば、それを伝える人もいる。先にやった人が先生となり、初めての人にやりかたを教えたり。 経験者が多いというのもあるけど、このような場を作るのもファシリテーターの師匠ならではだなと、そんな視点でも、味噌作りを楽しみました。 私は・・・というと、2回目ということもあり、全体を見渡しながら、全工程を覚えるべく、ひとつの作業をしたらそれだけをずっとやるのではなく、誰かが入ったら、その場を譲り渡し、別の工程を見学し、おしゃべりをし、理由のわからないところは、質問したりして、あちこち渡り歩いて人との交流と味噌作りを楽しみました。 そうだ・・ 今度、専門学校の生徒も連れて行こうかな。 ああいう場作りもきっと勉強になるはず~。 【会議運営ファシリテーター養成セミナー】5月16日・17日 http://coachkaneshige.cocolog-nifty.com/_kaneshigenews/2010/03/post-b2f9.html 【日和カフェDEコーチング~コーチング・クライアント体験会~4月6日(火)】http://facilitation.naganoblog.jp/e425857.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.03.29 16:17:53
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