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空は蒼く雲一つ無い 窓の外を見れば 遥か下界に雲海が広がる なのに私の心は 一向に晴れない。 「誰だったけ。」 「…御免なさい。」 「ま仕様が無い。」 もう三日もこのままだ。 エレベーターが動かない。 もう、とうの昔に ステーションに着いて居る筈だった。 このスカイエレベーターを 申し込んだ家内の責任では無い。 夢のツアーがこんな事に成るなんて。 「おうっ。こんなエレベーター降りて 階段で帰ろうよ。」 とうとう他の客が冗談を云い始めた。 当然このスカイエレベーターに 外階段や脱出用シューターは無い 危険なので パラシュートも無い。 備え付けの非常食も トイレも 今日が限度 …と云った危ない話は まだまだ 夢の話。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.12 20:40:10
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