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あずさわ日記

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2012.05.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ブダペストは著名なピアニストであるリストが
活躍した音楽の聖地でした。
そのリストの暮らした建物は「リスト記念館」になっています。

或る霧の深い早朝、新聞配達の少年は
記念館の裏口から慌てて立ち去る人影を見た。
その日、当地の夕刊三面記事に「リスト記念館に賊が侵入、
被害は見当たらず。」と云う小見出しが有った。
数週間後、市のセントラル公園は大勢の人混みで溢れ返って居た。
公園の広場には大きな大木が有り木陰では
一人のアーティストが古びたピアノに向かって
リストの小品集をメドレーで弾いて居た。
その音の軽やかさ、鮮烈さは人々を酔わせるに十分でした。
「ブラボー、ブラボー。」
ひとしきり喝采が続きやがて人々の
アンコールを希望する熱烈な叫び声に変わりました。
「ら・かんぱねーら」
「ら・かんぱねーら」
「ら・かんぱねーら」
熱情の沸き上がる特設のステージに奏者も
戸惑いを隠せませんでした。
彼は愈決意せざる負えなくなり、
強く唇を噛み締めると、
リストの名曲「ラ・カンパネーラ」
を弾き始めたのでした。
或る女性が目を止めました。
未だ若い新鋭のピアニストの手が
蒼い革手袋に包まれて居た事を。
つづく

(この話は事実無根ではあります。真に受けないでください。)





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Last updated  2012.05.25 23:57:02
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