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懐徳堂の名前は全く初めて、つい先日に知ったのだが、その名前と内容は把握していなく、教えてくださったロータリーの先達の方に、カイトクドウと言う字はどのように書くのでしょうか、と聴いてしまったほどだ。
懐徳堂の字と大まかな内容を教えてもらい、事務所に帰って早速ネットの検索をしてみたら、懐徳堂の中身が濃いホームページに理解することができないほどで、全くまっさらな無知識の程度が露呈してしまった。 懐徳堂のホームページにあったメールアドレスに、問い合わせのメールと印刷文の案内を依頼したのだが、一週間ほど経った今日に、財団法人・懐徳堂記念会から大型封筒に入った、何種類かのパンフレットが送られてきた。 先日教えてくれた先達にも、同じように送ってもらうように依頼したので、恐らくは、同じ時間帯に到着していると思うのだが、たまたま昨日に電話があって、パンフレットが到着して内容を把握できたら、一度落ち合って相談をしたいと、懐徳堂での勉強を持ちかけられてしまった。 無知ゆえ懐徳堂の存在すら認識していなかったわけで、改めてパンフレットが届き、歴史ある大阪商人の向上心と、一致団結した勉強の場を設けていたことが、浪華からくるローカルのニュアンスと違って、刻苦勉励する生真面目な商人を尊敬してしまう。 江戸時代に様々な学問を学ぶ場とした懐徳堂は、漢文や化学や道徳心を、町人にも開放して学問を身に着けていたそうだ。 パンフレットによれば、享保9年(1740年)に大阪町人によって創設された学問所で、以来大阪学問の発展と商業道徳の育成に貢献し、中国から伝わった儒学等の研究も行われた。 幕末維新の動乱によって一時閉校されたり、戦争によって焼失したりしたが、大阪市民の熱望で、貴重な資料は大阪大学に寄贈されて、各種事業も時代の変遷によって、その理念や資料の研究が継続されて、改めて価値が高まっていることが書かれていた。 パンフレットにある、懐徳堂の精神は、今も脈々と継承されていると、大きな活字が印字されていて、大阪市民の至宝として懐徳堂を誇っているように感じてしまった。 今はその精神を引き継いだ大阪大学内にある、財団法人・懐徳堂記念会が会の運営をされていて、定期的な刊行物の発行とか、講演会や勉強会を開催しているようだ。 ロータリーの先達が曰く、関東に同じような勉強の場があれば参加したいし、大阪商人の魂を学ぶことができれば良いのだがと、結構期待感をもっているのである。 先日の記念会へのメールでの問いあわせでも、関東地方では勉強会も講演会も企画する予定がなく、直に懐徳堂精神を身に着けることは、刊行物から学ぶ外はないようだ。 懐徳堂は現代のコミュニテーセンターであり、そこで各種のサークルがあって、好きな勉学コースを専修して研修をすることだとイメージしているのだが、正直なところ詳細把握ができていない。 この正月にあった、NHK教育放送の番組で、懐徳堂の報道があって、一気に関心度が益していったようだが、長年地道な学びの集いは、派生的な広がりを嫌うように、ウエッブでもパンフレットでも、実に質実剛健な徹底ぶりが窺える。 届いたパンフレットの一部にある、記念会の役員や委員の名簿があるのだが、全て現代の大阪商人で成功されている一流の企業名が記されていて、確りと懐徳堂の精神が伝承されて、脈々と関西経済を牽引している姿が誇らしく心強い。 先達との勉強がどのような形になって、成長できるか大変に楽しみな現在だが、浪華の学問所である懐徳堂とのご縁はどのように開花するのだろうか楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.17 23:40:05
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