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テーマ:関西の中学校の話(145)
カテゴリ:学校に関する情報
関西大学は、さる2月にJR高槻駅前に30階建ての高層校舎を建設すると発表されました。
今日はこの意味を考えたいと思います。 現在は、関西大学の付属校としては関西大学第一中学校および関西大学第一高等学校があるわけですが、それとは別に幼稚園から大学院までの一貫教育をしようというのです。 確かに関西大学は高槻市内にもキャンパスがあります。しかし、どうして高槻なのでしょうか。しかも駅前なのでしょうか。 京都や高槻に住んでおられる方ならお分かりだと思うのですが、JR高槻は大阪駅からでも京都駅からでも新快速を利用すれば15分以内で行けるのです。 当然、高槻に住んでおられる方は感覚的には京都のほうが近いと思っておられる方も多いですし、反対に京都に住んでおられる方からは高槻までは近いと思っておられるのです。 その結果、中学入試で考えれば、京都の方にとっては高槻までは十分通学圏内になるのです。 その先の滋賀県に住んでおられる方にとっても、京都まで出て、バスなどに乗り換えることを考えれば新快速に乗ってしまえば案外高槻は近いのです。 関西大学さんが歴史のある吹田ではなく、高槻を選ばれた理由のひとつはここにあります。 関々同立は、いずれも付属校からの内部進学を増やそうとしておられます。その中で京都や滋賀からも生徒を引っ張ることができることには、大きなメリットがあります。ただ単に付属校が2校に増えるだけではありません。 京都の同志社や立命館が小学校を計画しておられる以上、関西大学も同様に考えられるのは当然といえば当然だと思います。 このような事情がおそらく関西大学の中にあった上での構想だと思います。 今回のことが関西の中学入試に与える影響はけっして小さくはないと思います。 お役に立てば下を押してください。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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