カテゴリ:日常生活
元町で中華料理店をやっている彼女の店を訪ねたのが始まり。 その初対面の席で誘われて、半月後には一緒にスリランカ旅行をしました。 これがママとの初めての海外旅行で、以後何度もご一緒に旅行しました。 ママとの海外旅行にはカミサンもほとんど同行しています。 ママは食堂をやっている関係で、店に来るお客さんを通じて 国内外に驚くほど多くの人脈に通じていました。 中国の要人やスリランカやチベットの偉いお坊さんなど ボクから見るとまったく不思議な世界でした。 そんな関係で彼女を利用しようと近付いた人もたくさんありました。 ボクはそういうことには関心を持たず、無関係を貫きました。 ただ中華料理店の客であることと、旅の伴侶としての付き合い に限って、利害関係の外で接していました。 また彼女は“人を見る”不思議な能力を持っていました 人を見るというのは、その性格を見抜くという意味です。 さらに予知能力のような神がかり的な一面もあったように思います。 彼女は18才でご主人になる外国航路の船員と駆け落ちをしたそうです 以来実家には出入りしていないというような話を聞いたことがあります。 ボクが出会った15年前は実に仲のよいご夫婦で 彼女はご主人のことを“チャン”と呼んでいました。 その仲のよかったご主人が数年前に亡くなられて以来 ママはすっかり気落ちして元気がなくなってしまいました。 チャンがカモメになって帰ってきているのだと言って 毎日、神戸の港に行ってユリカモメにパンを与えるのを日課にしていました。 ママさんが亡くなったのは1月5日、ボクは7日に知りました ネパールの旅から帰ってカミサンと病院に見舞ったのが最後になりました。 6日のブログに、駆け落ちのことなど書いたのも不思議な縁を感じます。 きっとあの世ではチャンと一緒に仲良く過ごされるのだろうと思いながら ここに謹んでママさんのご冥福を祈りたいと思います。《合 掌》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/01/09 09:38:07 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|