テーマ:日々自然観察(9778)
カテゴリ:滝
琴の滝、落差20mの直瀑 和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見 周参見川支流の広瀬渓谷にある滝 訪問日:2024年11月3日 山村都市交流施設「琴の滝荘」の 駐車場利用、そこから広瀬渓谷遊歩道を 1km上ったところにある滝 「琴の滝荘」は2021年9月閉館しているが 駐車場はいまでも利用できる 案内図 川(水色)と遊歩道(茶色)と 林道(一番下)が並行している 道中の小滝を楽しみながら 遊歩道を歩いて琴の滝へ向かう 帰りは林道を下った 上の案内板を過ぎるとすぐに 遊歩道入り口 落ち葉や苔むした石を踏みながら 渓流に沿って林の中を登っていく 最初の小滝・元服の滝 どの滝にも名札が立っている 同上 朝虹の滝、これらは滝というより 渓流の一部みたいなもの しかし、名前がついていると一応は滝 おまけに昨夜の雨で水量も十分 名前の由来など考えながら歩いた 日暮しの滝 河鹿の滝 青苔の滝 これらの小滝は目的の琴の滝への 前奏曲みたいなものだと考えると 十分に楽しめた 牛鬼の滝、糸繰りの滝、めん滝を 通過して遊歩道の終点から いったん林道に上がり、少し進むと 琴の滝入り口に到着 五分ほど進むと滝が姿を現した 琴の滝の全景 静まり返った林の中に 滝の音だけが響いている みんなでいい滝だねえと口をそろえる すこし場所を変えたが 同じような写真になってしまう 同上、豊かな水量が流れ落ちるのは 見ていて力強くパワーを感じる 滝壷の水が澄んできれいだ 祠の前にお賽銭があふれている 帰路は林道を下った このあたり一帯を「琴の滝俳句の里」 としているということですが たしなみがないと簡単ではない * 和歌山県の民話「琴の滝の牛鬼」 上戸川(こどがわ)の支流の広瀬谷にかかる琴の滝は、今でこそ周囲に広い道がめぐっていて明るく開けているが、昔はあたり一面に大きな樹木が生い茂り、昼でもうす暗い中にとうとうと滝水が落ち、深くよどんだ滝つぼに冷たい水をたたえていた。 この滝つぼに牛鬼というおそろしい動物が住んでいた。牛鬼というのは、人の影を食べる鬼である。影を食べられた人は、必ず間もなく死んでしまう。 ある日、ひとりのお百姓が滝の所へ草を刈りに行った。突然、大きな牛鬼があらわれた。お百姓はびっくりして助けをよびながらけんめいに逃げたが、とうとう牛鬼に追いつかれ、影を食べられてしまった。気の毒に影を食べられたお百姓は死んでしまった。 村人は正月にはこの牛鬼に酒をもっていって供えた。すると牛鬼はたいそう喜んだそうだ。お酒が大好きな牛鬼は、お酒を持ってきてくれるような村人には影を食べるようなことはしなかったということだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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