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私が米本氏を“是々非々”の立場だと思えない理由の続きを書こうと思います。
当初、書く気は無かったのですが、気が変りました。 渋谷の統一教会本部に向かうしかなかった。 青梅街道から新宿方面に歩き始めてから四時間ぐらいしたところで力尽きてしまった。 通行人に頭を下げて、お金をもらった。 タクシーに乗って、何とか本部教会に辿り着くことができた。 (我らの不快な隣人より) 「我らの不快な隣人」に後藤氏の記事が書かれた時期と、後藤氏の陳述書が書かれた時期は同じ頃だと思います。 自由の身になれたとはいうものの、体力的に衰弱した中、所持品も着替えもなく、仕事も生活の宛ても無く、かつての知り合いがどこにいるかも分からない中で、一体これからどうやって生きていったらいいのかという不安が襲ってきました。 そして、渋谷の統一教会本部教会以外、荻窪近辺の統一教会の場所が分からなかったため、私は歩いて本部教会に向かいました。 青梅街道を新宿方面へと向かうと、途中交番があったため、電車代を借りようとしました。 ところが、この時、破れたセーターにジャージに革靴というみすぼらしい服装の上、脱水症状気味のためガラガラ声しか出ず、しかも事態を要領よく説明できずに金策を申し入れたためか、浮浪者と間違えられたようで、「規定を満たさない」と言われ、断られてしまいました。 しかたなく、警官から渋谷方面への道順を教えて貰い、再び歩き始めました。荻窪フラワーホーム804号室では、食事制裁を受ける中、常に空腹状態で苦しいながらも、運動不足を解消するため、一日15分は簡単な運動をしていましたが、このことが幸いしてか、しばらくは歩くことができました。 ところが、青梅街道から中野坂上の交差点を右折して山手通りに入り、渋谷区に入った辺りから、両膝の下が急に痛くなり始めました。更に初台の辺りまで来ると、膝ががくがくしてきたため、前屈みになり膝に手を添えて歩くようにしました。 しばらく進むと道端に木の棒が落ちていたのでこれを杖の代わりにし、非常にゆっくりとしたペースで少しづつ前進しました。マンションを出て4時間くらいかけて漸く渋谷区松濤2丁目の交差点まで来ましたが、遂に膝の激痛のため一歩も歩けなくなってしまいました。 しかも夜になり道も分からなくなってしまいました。 通行人に統一教会本部への道順を尋ねたところ、2人目に声を掛けた通行人がたまたま帰宅途中の統一教会信者であったため、道順を教えて貰いました。「歩いても行ける距離」とのことでしたが、もはや歩行困難であったため、タクシーを拾って貰い、タクシー代として千円を出して貰って何とか本部教会に辿り着きました。 (火の粉を払え 後藤徹の陳述書12 ) 同じ頃に書かれた二つの文章にはかなりの差異があります。 「我らの不快な隣人」によれば、『青梅街道を新宿方面』と書かれており、『通行人に頭を下げて、お金をもらった』と書かれています。 しかし後藤氏の陳述書では、『青梅街道』『山手通り』『渋谷区松濤2丁目の交差点』と具体的に書かれており、『通行人がたまたま帰宅途中の統一教会信者』とも書かれています。 後藤氏にどのような取材をして、このような差異が生じたのかは実に興味深い点です。 ところで、グーグルマップで調べてみると、後藤氏のマンションから渋谷区松濤2丁目の交差点までは約10キロあります。 不動産などの広告表記では、1分=80メートル(道路距離)として表記されます。 時速4.8キロになりますが、女性の場合だと早足になると思います。 1時間も歩けば速度も落ちるでしょうから時速4キロで計算すると、10キロを歩くのに2時間半かかります。 もちろん10キロも歩けば、信号待ち、水分補給、トイレ、休憩で、健康な人でも3時間程度はかかるでしょう。 健康な人でも3時間程度かかりそうな10キロの道のりですが、後藤氏のように『体力的に衰弱した中』で、しかも『脱水症状気味』の状態で、『革靴』で歩いた場合は、『膝ががくがくして』くるのは当然であり、『木の棒が落ちていたのでこれを杖の代わりに』して歩くなら『非常にゆっくりとしたペースで少しづつ前進』せざるを得ません。 しかも、山手通りの中野坂上交差点から渋谷区松濤2丁目交差点までは、きつい上り坂と下り坂の連続であり、健康状態の悪い人には厳しい道のりです。 後藤氏が交番などで寄り道をし、信号待ち、水分補給、トイレ、休憩をした上で、10キロを4時間で歩いたならば、時速3キロ程度で歩いたことになり、私にはとても信じられません。 また『非常にゆっくりとしたペースで少しづつ前進』したと書かれた記述が真実ならば、両膝が痛み出す前にはかなりの速度で歩いたことになり、これも矛盾しているように思えます。 上記のように計算すると、その時々で適当に話を創作しているように思え、米本氏についても是々非々の立場とは思えません。 そして、エイトさんのブログを読んで見ると、米本氏と統一協会の“親密な距離”についての疑念が深まります。 ちなみに、米本氏のブログにエイトさんの件が掲載されていました。 疲れます。(その3) ・・・・いっぱんに、活字にしろ、サイトの記事あるいはコメントにしろ、何かを書く場合、とりわけ他者を批判するときには、裏付けを取ってからやるものです。 溝ノ口のジョナサンで、40歳くらいのスーツ姿の男性が、エイトさんに引用した上記のことをしゃべったのは事実でしょう。 それを何らかの記事にするときには、エイトさんは私に「その男性と知り合いなのか」、また「その男性が話したことは事実なのか」、聞けばいいだけのことです。 時間のかかる作業ではない。 米本は実名であり、私の電話番号・住所はこのブログに書いてあるし、『我らの不快な隣人』には私のメールアドレスも明記している。 電話での問い合わせなら、ものの5分もあれば、事実関係ははっきりする。 あえて言っておけば、私が知り合ったことのある教会員は「拉致監禁をなくす会」の会員か、監禁体験者か、拉致監禁に対する問題意識がきわめて高い教会員(残念ながら、まだごくごく少数しかいない)。 いろいろ思い浮かべても、神奈川県に知り合いの男性教会員は、3人の女性信者が拉致監禁されたという川崎青年支部の支部長、黒鳥牧師を裁判で訴えた今利理絵さんの夫の2人しか思い当たらない。 支部長さんはどうみても、40歳には見えなかった。 だから、質問されれば、男性がしゃべった「米本さんと知り合いだ」というのは嘘、また「エイトさんに会いたがっている」というのも嘘であると答えることができる。 [2009/11/23 15:01] URL | 米本 (火の粉を払え 保護か拉致監禁か) 神奈川県の統一協会関係者に知り合いは少ないから男の主張は嘘だなんて・・・。(笑) 溝ノ口のジョナサンで話をすると、自動的に神奈川県在住になるのでしょうか? 知り合いが、どこで何をしているかなんて把握できないのですから、『知り合いかどうかは顔写真でも見ないことには答えられない』とでも書けば良かったのです。 しかし、男性の主張を嘘だと断定したい心理状態が強く働いたせいか、男性を神奈川県の統一協会関係者だと決め付けてしまいました。 そのあまりにぶっ飛んだ米本理論には、しばらく笑いが止まりませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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