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閑話休題 ~今日を徒然なるままに

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2006年03月09日
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テーマ:航空業界(1764)
カテゴリ:今日の一冊
今日はお休み。
 大阪は花曇り(って、言うんですよね!?)で、晴れているんだか、曇っているんだか。日の光は差すが、全体的に空が白い。

060309_1 今日は大変興味深い雑誌を見つけたので、昨日に引き続きご紹介。

 TITLE・4月号/文藝春秋社
   デザイン全開なエアライン選び~design for air travel
      2006年4月号 / 2月25日発売 / 定価580円

 もともと、絵が好きで、描いたり、美術を囓ってみたり、いろいろとあったが、そのあたりからデザインや意匠というモノに大変興味をひかれていたことは確か。今では少しは今の仕事にもたまに行かされているかなと思うが、今回はデザイン面からエアラインを語ろうというもの。
 しかし、この雑誌もHPを見てバックナンバーを探してみたが、いまいち、コンセプトがわかりづらい雑誌だなー。(^_^; ファッションなのか、デザインなのか、流行通信なのか。

 ま、それはさておき、その内容。興味がある方は、買ってみてください。おもしろいですよ。その中からいくつかの項目を抜粋して。

■ 日本初の“デザインエアライン”~スターフライヤー誕生!
060309_4 第一印象、斬新、しかし、良く認可が下りたなー、と言う印象。民間航空会社で黒って、見たこと無いでしょ? それには理由があるのだが、製造会社のエアバス社が初期のカラーリングには難色を示したというのは、何処かの雑誌でも語られたが、有名な話。安全面に問題がある、というのがその理由。夜間飛行とか(今は計器飛行が主流なので、一概にはそういえないが。)。よって、反対側の尾翼は白になったという。
 トータル・デザイナーは松井龍哉氏。とてもファッショナブルで、斬新。かっこいいのですが、コスト的に維持できるのかが疑問。革張りとか、こういう制服は、綺麗にしていないと、薄汚く見えるので、メンテとかクリーニングに手間暇掛かりそう。しかし、まるでファッション雑誌である。・・・これ、日本人が着るの? 似合う人と似合わない人の落差が激しそう。
 デザイナーも通したい面もあろうが、飛行機には工業デザイナーとしての観点も必要だったのではと思う。「飛行会社のデザインをすることは一生に一度あるかないか。」と言葉に気概も感じられるが、その会社の置かれる環境とか、法律、規則などを全般的に理解して初めて成し得るデザインというのもあるわけで、デザインとしてはもう少しかな。あ、ロボット・デザイナー、工業デザインの人なのかな? ま、会社首脳陣の黒系モノクロ=シック、高級感でいこうというコンセプトやコーポレート・カラーが先にあると、難しいわなぁ。そして、画期的ではあるがデザインに金を掛けすぎて潰れた(それだけが原因ではない)、ブラニフ航空を思い出してしまう。日本にはないコンセプトだけに今後注目していきたい。

 で、その次にブラニフのことに触れられていた。

■ 夢と憧れのエアライン黄金期をリードしたPAN AM&BRANIFFの華麗なるデザイン
BRANIFF Ticket Holder/OR POSTER FRAME ブラニフのチケット・ホルダー ブラニフ・インターナショナル ポーチ ■ レッド Nylon Model キャッチーな各色ポーチ

 ポール・ブラニフが1927年アメリカに設立。
 1960年代にはハーマンミラー社のデザイン部門の責任者でもあったアレキサンダー・ジラルドにデザインを依頼、乗務員のコスチューム・デザインにはエミリオ・プッチを起用 アーティストとして有名なアレキサンダー・カルダーも招かれ、彩りを加えた。
 当時としてはまさに画期的で斬新なアイデアを随所に盛り込み、航空業界の話題をさらい歴史に残るエアラインとなるも、1982年、惜しくも倒産。以後、経営権が譲渡され会社は続くが1992年に完全に消滅。


060309_2ブラニフ・エア エキスポ
モノ・マガジンのブラニフ特集

・・・この2つのリンクのように、元々デザイン的にも優れていて(当然か)、未だに多くのグッズやインスパイアされているものが多い。

 そういえば、ピチカート・ファイブも結構インスパイアされていました。このジャケットの色遣いとか、アルバム名などにその影響というか、洒落た模倣が見られます。"Best Hits & Jet Lags"とか、"TYO"(東京を表すスリーレター・コードね)とか。ライナー・ノーツなどにもその辺を意識したデザインが。一番左上の写真なんて、「空の貴婦人」B727の尾翼ですね。何処で撮影したんでしょうか。

060309_5 さて、話を戻すと、ジラルド、プッチ、カルダー、アンディ・ウォーホールとか、そうそうたるメンバーに、今でも充分通用するグッズ群とキャッチーな色遣い。金に糸目をつけなかった贅沢な時代の産物。

 しかし、やはり当時の贅沢な高コスト体質は無くすことができず、潰れるべくして潰れたブラニフとパンナムの話は、当時在籍していた日本人社員のインタビューなどを見ても大変興味深い。このあたりが、現在に通じる世界的な航空不況の遠因ともなっているコスト体質に引き継がれているようでおもしろいですよね。優雅であり、豪華、しかし、見えない努力はあったのでしょうが、すごくうらやましい生活をしていたんですね。当時の社員の話は、今だったらマスコミの格好の餌食になってしまいそうな、考えられない生活。
(^_^;

060309_7 これこそ、映画のような、と申しましょうか・・・。

 そういえば、子供の頃は日曜日の朝にTBS系で「兼高かおる 世界の旅」なんて番組があって、必ず見ていて、世界旅行を夢見ていたものであった。今考えると、パンナムの力というのは当時スゴイもので、子供の頃にはわからなかったが、各国の王族(エリザベス女王も見たかな?)やアメリカ大統領とか、ハリウッド女優等に、一介の東洋の女性がインタビューできたと言うことは希有なことと、兼高さんもその折に触れている。この頃、海外へはパンナム、ナショナル・フラッグのJALでいつかは旅行を、という信奉が生まれたところもあるが、その後の歴史や昨今のドタバタを見る限り、時の移ろいというのは早いものである。
050908_03
 ←ちなみに昨年の旅行の時の一コマ。

 このグランド・セントラルの背面にそびえる、この高層ビルこそ、当時の隆盛と利益を見せつけたように建設された「パンナム・ビル」。これだけのものを一航空会社が本社として建てられたこと自体、当時の力だったのだ。もちろん、今は売却され、保険会社の名称「MET」ビルに書き換えられてはいるが。アメリカ横断ウルトラクイズの決勝戦をやったり、訪れることが海外旅行の夢だったり、そんな象徴のビルだったのです。

 ちなみに、ブラニフ・エアのグッズ、楽天内のこのお店にもありました。
060309_3 SCOOPS


■ インテンショナリーズが提案!~エアバスA380の空間デザイン
これは安全上、むりでしょ。(^_^; というか、どうサービスするの?

■ JALがマッハ5で飛ぶ航空機を開発!?
何処かで見たことがあります。子供の頃見た、未来。

■ 航空会社のコーポレイト・デザイン万国博覧会
 ギブアウェイ、タグ、時刻表など、このデザイン群は見応えあり。各種企業のお手本にして欲しいほど。

■ エアラインファッションはモードに進化します!
■ ニュージーランド航空の制服ファッションショーに潜入!

 このあたりは女性憧れ(あ、男性も?(^_^;)の制服のオンパレード。過去にさかのぼり、懐かしい制服も見ることができます。そういえば、映画でもこんなの、見たよね、というものも。

■ 有名建築家がデザインした世界の空港ベスト8
■ 建築家・手塚貴晴が考えるドリーム・エアポート
■ 関西国際空港には伝説のコンペ案がありました
■ 夢と飛んだ、あの名建築家のエアポート

 このブログの美術館巡りの所で折に触れていたが、美しい建築物というのは大変素晴らしく、心和むところがある。是非実現して欲しいデザインもあり、秀逸な作品群です。
 建築家で建造物を見てみる、というのもおもしろいですよ。あとは、使い勝手がいいかとか、その国の玄関として、優れているものであるか、とか。ちょっと、日本の空港というのは未だ箱物建築の域を出ないものも多く、土地の有効利用と言うこともあるので難しいのだろうが、いまいち、評価が低い。ここにでている、世界の十傑にレンゾ・ピアノがデザインした関空が選ばれているが、日本の中では曲線の美しい、誇るべき建築物なんだなぁ。雄大さと曲線の美しさを併せ持った、全体像のシルエットが大変綺麗な建築。なんでも、ガラス張りにすれば良いというものではないのだ。

 その他、機内食、客席シート、ラウンジ、アメニティ・グッズなどの、日本を含む世界各社の写真集、記事も掲載されています。
 こういうのを見ていると、あ~、旅行に行きた~い。と思ってしまいます。





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最終更新日  2006年03月09日 15時01分07秒
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