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パラグアイ戦に敗れ、日本の試合がなくなってからW杯もちょっと見る時間がぐっと減ってしまいました・・・(苦笑)。まだいい試合が続いてるのはわかるんだけど、地方へ出かける旅仕事があって しばしそれどころではなかった、というのが本当のところ。 シアタークリエの楽しかったミュージカル・コンサートが終わってすぐに旅の準備を始め、6月30日には青森の弘前入りし、音楽劇「母さん」という、『サトウ・ハチローの詩と母のものがたり』がいよいよ東北ツアーに入りました。 7月1日 弘前文化センター(青森) 7月3日 村山市民会館(山形) 7月4日 シベールアリーナ(山形) 7月5日 さくらホール(岩手) と、各地で本番をしてきました!東京を出て約1週間ほどのツアーで4回の本番でしたが、なんだか中身の濃い時間を過ごすことが出来た様な・・・。(笑) 東京にいたら考えられない様なのんびりとしたスケジュールのおかげで(笑)、このところ続いていたバタバタとした日々をゆっくりとリセットするような時間がたくさんあって ラッキー。 弘前で1日目からGP通し稽古のあとに役者さんやスタッフとさっそく飲み会で「みんなで頑張ろう!」と決意表明。 弘前での本番を終えて翌日はバス移動で東根市というところの東根温泉へ。温泉地での旅館泊まりは久しぶりで、和室でゴロゴロってのも久々に味わいました。(笑) 村山での本番日も夜本番で朝ご飯以降は時間があったので、女優さんたち4人と一緒に午前中は、さくらんぼ取りに!! 近くの「SAITO FARM」というところに行って初めてのさくらんぼもぎ取り、高級な「佐藤錦」が1200円でもぎ取り放題。一挙にこんなにさくらんぼ食べていいのか、ってくらい みんなで汗だくになりながら(爆)さくらんぼ取りつつ食べました。楽しかった~。なかなかできない体験。しっかりおうちにも大粒のさくらんぼ、家にも送りました。 そして夜本番、地元の方との交流会。私は、バイオリンをやっているという女の子が「耳をすませば」を見てくれて好きだと言ってくれたので、すっかりその彼女と仲良くなってずっとおしゃべりしてました。 こういう全く知らない土地に来て間接的に自分の音を聴いてくれてたファンに出会えるのは、本当に縁あってのことで嬉しいです!! 翌日4日のシベールアリーナは、ラスクで有名な麦工房のシベールという会社が作っている劇場で、故・井上ひさしさんの6万冊にも及ぶ蔵書のある図書館と、井上さんの演劇を中心に上演する劇場とがあります。 まだきれいなその劇場はとてもかわいらしいけれど現代的な造りで、近い場所での生のお芝居の感覚を味わってもらえる 素敵な空間でした。 そして最終日の「さくらホール」はこれまた立派なホールで、大・中・小とホールがあり、その中ホールでの公演でした。開演直前に大スコールとなって大粒の雨に見舞われ、お客さんの出足がだいぶ遠のいてしまいましたが、とりあえず4回の公演を無事に終えました! そしてそして・・・昨日、この旅の最も面白かったハイライトとも言うべき場所=サトウハチロー記念館に役者&スタッフと共に行ってきました!! すごいっっっ、サトウハチローの豪快な人生!まさにアーティスト。脱帽。 『この人の物語をやったんだ』という公演に対する思いとオーバーラップして、それぞれの役者さんが演じるハチロー、ハチローを取り巻く家族の、本物の写真などを見ると あぁぁ~ ホントに生きてたんだ、こんなにも生々しく。・・・とその生き様を魅せ付けられて 感慨深い思いでした。 サトウハチロー記念館の館長さんをなさっている佐藤四郎さんは サトウハチローさんの息子さんで、次男にあたる方です。 四郎さんの見た、父としてのハチローさんの家での話などを聞くと、本当に豪快な人生を生き、でも恥ずかしがりやな一面や優しい気持ちをいつも持ち続けていた人であり、美しいものが大好きだった、そしてラテンの音楽が大好きで演歌はほとんど聞かなかった、というようなエピソードなど、ハチローさんが世間で言われていることにはだいぶ誤解がある、ということも 四郎さんはゆっくりと語って下さいました。 全く同じピアノが2台あるのは、1台は2番目の愛人へ、もう1台は3番目の愛人へ贈ったピアノだったそうです。すごいですよね~。(爆)愛人には誰か一人だけひいきに何かを贈ったりせずに、平等に同じものを同じように贈るように、っていうのが ハチローのモットーだったそうです。マメだなぁ・・・。(爆) 役者さんやスタッフなど、この「母さん」に関わった私たちにとっては ご親族から直接その生き様の話しを聞くは ものすごく実の濃い時間でしたよ~!来年この作品をやる時には さらにここでのいろんなことを思い出して、気持ちの中に活かしたいです。 そんなわけで・・・「母さん」、内容的には素晴らしい作品なんですがなんせあまり宣伝が行き届いてないような・・・。地味な宣伝で、あまり知られていないのがなんとももったいないっ!!! 役者さんも味わいのある素晴らしい人が揃っているだけに、来年はもっと宣伝が行き届いて たくさんの人に見て頂きたいものだ、と思いました。 山彦の会「母さん」、みなさん、覚えてて下さいね。来年もあるかも、らしいですので。(笑) 音楽は、沖縄出身の若手作曲家:新垣雄くんです。かつしくんと舞台で記念のツーショット! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.07 16:13:56
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