アンヴィル!夢を諦めきれない男たち★★★★+劇場155本目:50代のオヤジへヴィメタバンドが熱い!
12/15に観に行ったドキュメンタリー映画・・レビューが好評とは言え、へヴィメタに熱中したわけではないので、彼らの名前くらいしか知らないし、どうなんだろう・・でも興味はあるしね、って感じで観に行ったのですが、これは想像以上に、高得点のレビューも納得する熱い男たちのドラマでした。ポスターやポップがすごいし、笑えます。 でも、このポスターに書いてる文章に、偽りナシ!と言える映画でしたね。お仕事しながら、地元の小さなライブ会場で地道に活動している時、ヨーロッパ公演の手はずが整い、喜んでツアーするんだけど、もちろんアリーナなどの会場ではなく、ライブハウスばかり・・。あるところでは、観客が20人程度だったり、店側とトラブルになってライブが出来なくて、ギャラも払ってくれない(後で100ユーロくらいもらったそうですが)とか、電車に乗れず、移動できずに途方に暮れていたり・・散々なんです。それでも彼らは、80年代の大きな会場でのライブをもう一度!って感じで夢を諦めることなく、日本でのライブも決定するのです。これはまぁ、会場はかなり大きいけど、単体のライブではなく、ロックフェスみたいなそういう招待ではあったし、しかも午前中の出演と知って凹んだりします。だけど、日本にもファンはしっかりいて、結構な熱気で盛り上がって、彼らもとても嬉しそうで、見ているこっち側も、ホッとするし、胸が熱くなりました。レコーディングも行い、その中で缶詰になっていると、まるで痴話喧嘩のように、ヴォーカルのリップスと、ギターのロブの間に諍いが起きたりします。10代の頃から一緒に活動してきた二人、兄弟みたいな存在だし、ある意味、夫婦のような関係で煮詰まってきて、甘えられるのはお前だけ・・みたいなね、もうホント、子供の時から変わらない絆が時々、悪い方向へ進むときもあるんですよね。そんな彼らの一挙手一投足が愛らしく感じる、素敵なドキュメンタリーでした。最後に解説等を、allcinemaONLINEからのコピペでどうぞ。 1970年代に結成以来、50歳を迎えた現在に至るまで夢を捨てずに活動を続けるメタルバンド“アンヴィル”の姿を追った感動の音楽ドキュメンタリー。80年代初頭には、現在活躍する多くの人気バンドにも少なからぬ影響を与えるほどの輝きを放ちながらも、その後は鳴かず飛ばずで、結局夢に見た富と名声からはほど遠いバンド人生を歩んできたアンヴィル。それでも給食の宅配や建築作業員の仕事を続けながら、今なお成功のチャンスを求め、決してバンドを止めようとはしない彼ら。そんな不器用な男たちのホロ苦い人生模様と熱き友情を描き出す。監督は、10代の頃にアンヴィルに熱中し、ローディーとして彼らのツアーに参加した経験も持つ「ターミナル」の脚本家サーシャ・ガヴァシ。映画の前に、天保山にあるサントリー・ミュージアムで絵画鑑賞しました。クリムト・シーレ展 posted by (C)kaoritalyポスターや名前から、クリムトの絵がどれだけあるのかな・・と期待したけど、彼のものは3点、彼の兄弟のものが3,4点あったかな・・その程度で、どちらかといえばシーレの方が数も多く、シーレを前に出すべきでは・・って感じ。とは言え、素敵な絵があったことは間違いないので、ヨシとしましょうか。クリムト パラス・アテナ posted by (C)kaoritalyこれ以外に、≪萬話≫や≪愛≫だったと思いますが、それらも良かったです。シーレ・・私はちょっと、苦手な感じの画が多かったですね。他にも、ウィーン建築や版画など、バラエティ豊かな展示で、楽しめました。