不思議な出会い
人とつながる大切さは後になればなるほど、身にしみて感じます。私の人生で最高の出あいは、この仏法と巡り合えたことです。あれは2004年でした。仕事を通して知り合った女性から、「ぜひ、私の信仰の話を聞いてほしい」と、学会の会館に誘われました。それが今の妻です。「ようこそ! ジェフ!」。会館で迎えてくれた婦人部のスマイルパワーに圧倒されました。"なぜ学会の人は、こんなに明るく、エネルギッシュなんだ"と。そして、「ガンジー・キング・イケダ」展を紹介したビデオを見て、心を打たれました。多文化、多宗教のアメリカで育った私は、人種や宗教の違いで、人々が差別されたり、争い合ったりするのが大嫌いでした。宗教は、争いの種になるものと思い込み、苦手でした。ところが、この仏法は違いました。人種や宗教の違いを超えて、学会の思想が広く共感を呼び、池田先生の行動が世界に信頼の輪を広げている姿に感銘を覚えたのです。「これはスゴイものに出あえたぞ」--。それまで抱いていた宗教への偏見が消え、題目を唱え始めることになりました。 自分と周りが変わったまず、私自身が変わりました。当時のわが家は、不況のあおりで、家計が大きく傾いていました。そんな中、私は、胸を張れるような仕事の結果は残していませんでしたが、なんでも前向きにとらえられるようになっていきました。家族も見違えるように明るくなり、力を合わせて、家計を立て直すことができたのです。そうした中、私が作曲した曲が高校サッカー大会のテーマ曲に採用され、初めてのヒット作となったのです。 音楽プロデューサー ジェフ・ミヤハラさんProfile1977年、アメリカ・ロサンゼルス生まれ。1999年、日本で本格的な音楽活動を開始。これまで日本レコード大賞作品賞など、数々の音楽賞を獲得。3,000万デジタル&CDセールスの実績を誇る。また、世界トップクラスのアーティストとの仕事を通じて、海外にも活動の場を広げている。芸術部員。 【「2014新春インタビュー」から】大白蓮華2014年1月号