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カテゴリ:名字の言
積み重ねてきた努力は自分を裏切らない 「私は入試試験を三度受けて、二度失敗した」と語ったのは、英文学者の外山滋比古氏。後に〝知の巨人〟とうたわれた氏は、その悔しさを「じっと胸にしまって、努力して秀才たちに引きはなされないように」励んだという ▼氏は、人は自力のように思っていても「その実、敵の力を借りていることが少なくない」と述懐する。例えば、貧乏を乗り越えようと必死に働く。スポーツでは、好敵手に負けまいとして強くなる。入試の失敗も、それをばねに「大きな力をつける好機に恵まれることになる」と(『考える力』海竜社) ▼進学や就職など、新たな旅立ちの季節を迎えた。なかには思うよう結果が出ず、自分が描いていた進路とは異なる道を進む人もいるだろう。だが、積み重ねてきた努力は、自分を裏切らない。将来、必ず自身の糧となる ▼池田先生は、未来部員に向けて、「青春時代は、『決意の根』を鍛え上げる時です。じっとこらえて『今に見よ!』と、負けじ魂で決心と挑戦を繰り返した人が、栄光の未来を勝ち取ることができるのです」と ▼道には並木道や一本道もあれば、坂道や荒れた道、回り道もある。大切なのは、今ここから一歩を踏み出すこと。その勇気が、失敗も悩みも、人生勝利の力に変えていく。
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Last updated
April 11, 2022 06:11:32 AM
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