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2008年10月30日
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カテゴリ:アニメ
こちらは内容前半です。(内容後半感想



俺は本当に聞いちまったんだ
インデックスは本当に10万3千冊の魔導書を記憶していることを
だから狙われているってことを

なのに、彼女はたったの一度も助けてくれとは言わなかった
俺は、俺は…


2008/10/29発売。「とある魔術の禁書目録」OP「PSI-missing 」と「雨」収録(初回生産限定盤:本人出演のプロモーションビデオのDVD付き)


突然人がいなくなった街
近づく足音
「ルーン。人払いのルーンを刻んでいるだけですよ」
背に長刀を背負う女
ルーンが刻まれたカードが街中に
「手前は?」
「神裂火織と申します。出来ればもう一つの名は語りたくないのですが」
「もう一つ?」
「魔法名ですよ」
ステイル登場時を思い出す上条
「あいつと同じ魔術結社の…」
「率直に言います。魔法名を名乗る前に彼女を保護したいのですが?」
「嫌だと言ったら?」
溜息
「仕方ありません。名乗ってから彼女を保護するまで」
柄と鞘を手にし抜き様傍の風車の羽根を断ち切る。回転し突き刺さる羽根
「もう一度問います。魔法名を名乗る前に彼女を保護したいのですが?」
「…何言ってやがる。手前を相手に降参する理由なんざ」
「何度でも問います」
突然上条を左右から掠める近さで地面を抉るほどの斬戟が…
「私の七転七倒が織り為す七閃の斬戟速度は一瞬と呼ばれる時間に七度殺すレベルです。必殺と言っても間違いではありませんが」
(くそぅ。一発も見えなかった。だけど…この、右手なら)
「ステイルからの報告は受けています。あなたの右手は何故か魔術を無効化する。ですがそれは、あなたが右手で触れない限り、不可能ではありませんか?」
(どうする?思い切って飛び込むか?)
神裂向かって走り出す上条
「七閃」
地面を走る斬戟。飛ばされ後ろに倒れる上条
「幾度でも問います」
上体を起こす上条
「何が、あなたをそこまで駆り立てるのか、わかりませんが…七閃」
斬戟が過ぎるのを待ち
「畜、生」
再び立ち向かう上条。右手を前に伸ばすが…糸のようなものに阻まれる
(極細のワイヤー…こいつ刀を動かす仕草に隠して)
神裂の周辺に張り巡らされたワイヤー
「あんたら、魔術師じゃなかったのか?」
「言ったはずです。ステイルから話は聞いていたと」
「なら、その長い刀は?」
「この七転七倒は飾りではありませんよ。七閃を潜り抜けた先にはシンセツのユイセン?が待っています。それに何より、私は魔法名すら名乗っていません。名乗らせないでください、少年。私はもう、二度とあれを名乗りたくない」
右手を見つめる上条
「降参、出来るか」
「何ですか?聞こえなかったのですが…」
「うるせえ…うるせえつったんだよ!この無感情野郎!」
「七閃」
斬戟が過ぎてから神裂に近づこうとする上条。
上条が右手を握ると刀を抜かずに先を鳩尾に当て、よろけたところを蹴り下ろす。倒れた上条の胸を更に踏みつけ
「もういいでしょう?あなたが彼女にそこまでする理由はないはずです」
「何でだよ。何で俺を殺さない。その気になれば俺をいつだって必殺出来たくせに。
あんたはまだ、そこで躊躇ってくれるだけの常識ある人間なんだろう?
なら、わかんだろう?寄ってたかった女の子を追い廻して、刀で背中切って、そんなこと許されるはずないって。
知ってんのかよ?手前らの所為で記憶なくなっちまってるんだぞ。
どこまで酷く追い詰めりゃ、そこまで酷いことになっちまうんだよ?
俺はさ、死に物狂いで戦って、それでも、たった一人の女の子も守れねえような負け犬だよ。
手前らに連れ去られるのを指を銜えて見ていることしか出来ない弱者だよ。
だけど、あんたは違うんだろう?そんな力があれば、誰だって何だって守れるのに、何だって誰だって救えるのに、何でそんなことしか出来ねえんだよ!」
「…私だって」
上条から足をおろし
「私だって、好きでこんなことをしているわけではありません。私の所属する組織の名前は、ネセサリウス」
ハッとする上条
「それって、インデックスと同じイギリス正教の…」
「彼女は私の同僚にして大切な親友なんですよ…私だって、彼女の背中を切るつもりはなかった。
あれは、歩く教会が破壊されたとは知らず、彼女が絶対に傷つくはずがないから切っただけ。…なのに」
「待てよ!親友の背中をどうして?」
「そうやって保護しないと、彼女は生きていけないんです。完全記憶能力」
「完全記憶能力?」
「それがすべての、元凶です」







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最終更新日  2008年10月30日 11時50分44秒
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