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2009年03月06日
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カテゴリ:アニメ
時計は午後九時
塔の上に立つ赤髪の女

「ターゲットの名前は知らなくていい。お前のやる事は一つ」

銃を構えるが…
「邪魔だ」
スコープを外す

「お前の眼。どんな遠くの獲物でも見えてしまう忌まわしいその眼と生きて行くにはこれしか道は無い。そうだろう?」

ターゲットの額に照準を
駆け寄る子どもを抱き…
妻と思しき女も赤子を抱き傍に…

「お前のやる事は一つ…」

引き金に掛ける指が震え…

「あなたのその素晴らしい眼を見込んで仕事をお願いしたいのですが」
声の主を探す女
「衣食住全て当方持ち」セバスチャン
振り向き銃を向けるが…
「未経験者歓迎」
銃身を持つセバスチャン
持っていた筈の銃が…
「仕事は一から教えます」
溜息
振り向き隠れていた鋭い目が露わに
「仕事って何だ?」メイリン?

「メイドを一人雇いました」セバスチャン
「こちらへ」リアルタナカさん

ストッキングを履き…メイド姿を鏡に映す
「スカートなんて初めてだ」
「これは坊ちゃんからです」眼鏡を渡すタナカさん
「坊ちゃん?」
眼鏡をかけ鏡を見て赤くなるメイリン

シエルに朝の挨拶をする使用人達
返すシエルだが元気がない
「あなた方にも分かりますか?」リアルタナカさん
「パッと見いつもと変わんないけどよ。俺達には分かっちまうのよな」バルド
頷くメイリンとフィニ
「ここは俺達で坊ちゃんをぱあっと元気付けてやろうじゃないか!」
バーティー!と三人
「平常心」タナカさん
「え?平常心」
「つまりいつも通って事か?」
「坊ちゃんにいつも通り過ごして寛いで貰うって事だね」
「分かったですだ!お屋敷をピッカピカの快適空間にするだ」
「俺のスペシャル料理、遂に披露する時が来たな」
「じゃあ僕は庭の木全部滅茶苦茶かっこよくする!」
「行くぜ!」「「おお!」」
駆けて行く三人
ほっほっほっ!と一人茶を飲むタナカさん

プルートゥが庭木に火を吐く
「ダメだよ!プルプル」
跨るフィニ
「プルプルは元気だなあ」
燃える木から鳥が!
プルートゥが口開け
「食べちゃダメだよ!」首を絞めるフィニ
逃げる鳥
「ごめんね小鳥さん。プルプルもごめんね。ここに来る前僕の友達は小鳥だけだったんだ。でもこのお屋敷に来てからこうやって毎日外に出られてすっごく楽しい…僕達が来る前のお屋敷ってどんなだったのかなあ?」
耳を立て何かを探るプルートゥ
匂いを嗅ぎ遠吠え
「プルプル?」

遠吠えを聞くセバスチャン
シエルに新聞を渡し
「フランス革命100周年の今年かなり盛大な博覧会となりそうですね。万博に向けてパリでは空高く聳える塔を建設中とか。名は確かエッフェル塔」
「まるで天まで届く塔を作らんとして神の怒りに触れたバベルの塔の様ではありませんか?」
「アッシュ様に寄れば女王陛下もお忍びでパリに見物にいらっしゃる様ですね」
「紅茶はアールグレイでよろしいですか?」
反応が薄いシエル
「昔々ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました」
「何を言っているんだお前は?」新聞を放るシエル
「ああ聞こえていらしたのですね」
「当然だ」
「先日の一件についてその後陛下から何か沙汰はあったか?」
「いえ何も」
「そうか…それならいい」 

「綺麗にするだよお!ピッカピカにするだよお!」
メイリンに何をしているか?質すセバスチャン
「手すりをピッカピカに…おお!?靴墨とワックスと間違えてしまったですだ!」
額を押さえるセバスチャン
「その眼鏡もう度が合わなくなっているのではありませんか?良い加減新しい物と取り換えては?」
「ダメですだ!これは坊ちゃんに頂いた大事な物ですだ!」
手すりの汚れをなぞり急いで取り除く様指示するセバスチャン
慌てて拭き始めるメイリン

「今の内に昼食の準備を…」
突然爆発!
黒煙の中からチリチリパーマバルド
「ダイナマイトは料理に使う道具ではないと何度も言った筈ですが」
「こっちの方が早いと思ってよ」
厨房破壊
「時間は十分あります。どうして急ぐ必要があるんです?」
「頭では分かってんだけどな」髪でマッチを擦り煙草につけ
「ここに来る前は飯なんかゆっくり作った事もなかったから…つい急いで失敗しちまう。慣れなくていけねえなそういう平和な感覚によお」
「昼食の準備は私がします。あなたはここの後片付けをしてください」
「わあったよ」


外を眺めるシエル

「話は終わりだな。ならば…」シエル
「何故一人で戦おうとする?何故誰かに助けを求めない?」アバーライン
「僕は味方なんかいらない。ゲームをするのはこの僕。駒さえいればそれで良い!」
「僕が味方になる!」

「何なんだ!」イラつくシエル


「私らが来る前のお屋敷ですだか?」メイリン
「うん」フィニ
昼食中の使用人達
「そりゃあ知ってるのは…タナカさんだけだろ?」バルド
「ほっほっほっ」
「こりゃダメだ!聞くだけ無駄だな」
「いるですだよ。もう御一人」

「昔のファントムハイヴ邸?」エリザベス
「はい僕達が来る前のお屋敷はどんなだったんですか?」
「そうねえ…シエルのお父様もお母様もアンおばさまもそしてシエルも何時も笑っていたわ。ファントムハイヴ邸は笑顔でいっぱいだったの!」
それだあ!とメイリンとフィニ
「お屋敷を笑顔でいっぱいにします」
「そうすれば坊ちゃんも元気になってくれる筈ですだ」
「それってすっごく素敵」リジー
「可笑しくもねえのに笑えるかよ」
乗り気でないバルドの頬を坊ちゃんのため!笑って!と引っ張るメイリンとフィニ
「痛てててて!わあった!…にっ」
「私も協力するわ」

ごおと風が…
突然険しい表情になる使用人達
指を鳴らす音
屋敷に急ぐ使用人達とプルプル。リジーはフィニが抱え
タナカさんがドアを開け外をプルプルが守る
「一寸如何いう事よ?」訳が分からないリジー
「ディナーまでお時間がございます。レディーエリザベスはお部屋でお寛ぎ下さい」
「何なの?セバスチャン」
声をかけ、にん!と三人
「分かったわ!笑顔ね。にん」
「どうぞ!こちらへ」タナカさん

「では皆さんお願いします」セバスチャン
頷く三人
ニヤリセバスチャン
「さて」

カードを積み塔を作るシエル
「御機嫌よう!」リジー
塔崩壊
「エリザベス。何時来たんだ?来るなら来ると使いを出せ」
「フィアンセに会うのに一々使いだなんて。私にチェスを教えて!」
「チェス?」
「そお!レディーたるものチェスくらい出来なくて如何します?ってお母さまに言われてるんだけど中々覚えられないの。ポーラもチェスは全然ダメだしこんな事頼めるのシエルしかいないの。ね、お願い!」
ノックし御茶を手にセバスチャンが
「チェス盤を用意しろ」命じるシエル
「イエス、マイロード」


茶柱を覗くタナカさん
「ほおお…ほ?」見上げるとセバスチャンがニコ
茶をずず

駒を並べるシエル
「この64マスのチェス盤の中で自分の色の駒を一手づつ動かし相手のキングを先にチェックメイトする…」
バイオリンを弾くセバスチャン
「貴様!何のつもりだ?」
「素敵じゃない」取り為すリジー
座るシエル
頬を染めじっと見つめるリジー
「何だ?」
「だってシエルとこんな風に遊ぶの久し振りなんですもの!」
赤くなるシエル
「始めるぞ」
「は~い!」

外で銃声

ライフルを持つ男達
木の間を跳躍回転しながら迎え撃つ眼鏡を外したメイリン

ハッとするシエル
「如何したの?」
「否何でもない」
バルコニーに潜みライフルを構えるバルド
姿を現すと一斉に弾が
構えるバルド
兵士の頃の姿と重なる

「だから言ったじゃねえか」

「この地点の守りは薄い。ここを突破し一気に攻め込む」上官
「待て!そいつは罠だ」バルド
「如何した軍曹?臆病風に吹かれたか?」
「そうじゃねえ!他に手があるって言ってんだよ」
「黙れ!これは決定だ」

兵も上官も倒れ…
一人塹壕で煙草を吹かすバルド
「だから言ったじゃねえか…」
「これは又随分と散らかした」
突然の声に構えるバルド
「死神の手にも余る仕事ですね。卓越した戦闘能力。どんな危険な罠もすり抜ける野生の勘。あなた中々見所がありますね」セバスチャン!
「お前敵か?それとも味方か?」
「どちらでもありません。私はあくまで執事ですから」


倒れる男に
「おい!早く帰って手当てしねえと本当に死んじまうぞ!」
渋い顔に気づき「にん!」と笑顔を作るバルド



「あの犬坊主。借りはきっちり返して貰うぜ」
ふんぞり返るマフィア
「あのガキがいなくなってくれりゃこの国での商売もやりやすくなるしな。悪の貴族なんて奴はもう要らねえんだぜ」

転がる騎士
ハッとするシエル

次々撃たれる襲撃者達
「このお屋敷は私達が守るですだ!」屋根の上のメイリン
「ああ!?笑顔ですだ!笑顔が坊ちゃんの元気の素ですだ。にん!」眼鏡で笑顔

プルプルも追い火を吐く

「ええと…ナイト、ルーク、ボーン、ビショップ…合ってる?」
「ああ」
「覚えたわあ」嬉しそうなメイリン

盤上に積み上げられた駒が積まれた死体と重なる
その上に腰掛けるシエル
落下するキング
目を閉じる

階段を駆け上がるフィニ

白い部屋
一人座るフィニ
天井付近に切られた窓から小鳥

ドアが開き小鳥は逃げ暗い部屋に
白衣の男達が
「止めて~!」
ベッドに括りつけられたフィニの腕は注射痕と痣
「これで人類の限界を超える力が…」
針が…目が緑から赤へ…叫ぶフィニ
ベルトを千切った勢いで白衣の男達も倒し逃げだすフィニ
振り返った瞬間前方にいた誰かに…
「僕とぶつかって平気なの?」見上げるフィニ
「あなたのその力を見込んで仕事をお願いしたいのです。給料+特別手当。更に年に2度のボーナス支給」
「そんなの要らない…ただ…外に出たい!」

屋上に急ぐフィニ
注ぐ陽光「綺麗だなあ」
深呼吸
「にん!」笑顔で両手に薪の束を持ち
「よいしょっと!」と投げ
「それ!」もう片方も
降り注ぐ薪の束に男達も逃げ惑う

キングを手にシエル
「ええっと…それがキングね?」尋ねるリジー
「そうだ」
「こっちがクイーン。チェスって可愛い!」リジー


「君の親愛なる女王はねヨーロッパを、否世界を戦争へ叩きこもうとしているんだよ。アヘン、否、レディ・ブランによるフランスへの侵略を口火に。そう。嘗て君の国が私の母国を阿片で侵略した様に。それでも君はまだ女王の番犬たろうとするのかい?」ラウの言葉


「そう。僕が君の味方になるよシエル君」
「君には未来が、もう一度手に入れるチャンスがあるんだ。それを忘れちゃ、いけ、ない」アバーラインの言葉


チェスを落とすシエル



「如何なってるんだよ?この屋敷の使用人は」逃げる襲撃者達

「「「ファントムハイヴ家の使用人たるものこれくらい出来なくてどうします?」」」三人
「ワオ~ン!」プルプル

演奏を終えるセバスチャン
「坊ちゃん、レディ・エリザベス。私はディナーの準備がありますのでこれで失礼致します」
「ああ」
「ありがとうセバスチャン!」
「今日はここまでにしよう」
「はい!」

降りてくる三人を迎えるリアルタナカさん
「皆さん何時も御苦労様です」
「「「にん!」」」

新聞のエッフェル塔を見るシエル
「パリか…」

チェスを仕舞うセバスチャン
盤上に残った黒の王と白の女王

繋がれたセバスチャンと鞭を手にしたアンジェラ
「いずれ本当のドゥームズディがやってくる」

二つの駒を立てるセバスチャン

リジーと階段を降りるシエル
「今日は久し振りにゆっくりなさいましたね。心行く前思い悩む事が出来たのでは?」セバスチャン
「僕は悩んでなどいない」

ボロボロで迎える三人「「「にん!」」」笑顔

ハッとするシエルが笑みを浮かべ
「何て格好だ!直ぐに着替えてこい」
「「「イエス、マイロード!」」」
笑いながら駆けて行く三人
笑顔が漏れるシエル
タナカさんもほっほっほっ!

ドアが開き迎えるセバスチャン
テーブルにはディナーが並ぶ





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最終更新日  2009年03月06日 14時54分25秒
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