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2009年03月23日
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カテゴリ:アニメ
リアルタナカさんの横顔で始まりました!

ファントムハイヴ邸にお仕えして二度目の炎
私は綴るしか出来ません
このお邸での物語を
それが私の役目

「ですなあ…」一見整然とした机の上にペンを置くリアルタナカさんですが…
「それも終わりですね」

周囲はすっかり焼け落ちて…
日記を手に部屋を出るタナカさん

ロンドンに向かう船
荒れそうだと話す船員達が行き過ぎホッとするシエルの前にヒッヒッヒと現れる葬儀屋
「伯爵見っけ!」
驚くシエルに壺に入った骨クッキー?を差し出す
腹が鳴りゴクリと唾を飲み込むシエルが手を伸ばすが
さっと取り上げ食べるテイカー

壺ごと抱えパクツクシエル
口元には欠片が…

シネマティックレコード延滞をダシにウィルに駆り出されたテイカー
今宵ロンドンで多くの魂を回収しなければならない

その時甲板で騒ぐ声が…
始まったようだとテイカー
甲板に集まる人々に紛れシエルが目にしたのは赤く燃えるロンドン

「随分派手にやらかしたもんだね。小生もそろそろ行かないと」
「待って!何故お前はここに来た?」
「伯爵には何かと縁があるからね。取り敢えずこれだけは伝えておこうと思ったのさ。伯爵、君はもう直ぐ…死ぬよ」

ニヤリとするテイカー
ハッとするシエル

OP

如何いう事だ?問うシエルだが泣き出す女に気を取られた瞬間姿を消すテイカー

(セバスチャンはもうここにはいない。だとしたらこれから待つ僕の死に方は)
「無駄死に…か」

眼帯を押さえるシエル

(燃えて行く…憎しみも、痛みも…全てが赤く燃えて行く…燃えて行く)

燃え盛るロンドンの街
逃げ惑う人々
倒れている母に抱かれ泣き叫ぶ赤ん坊

立ち止まる赤い…
「あ~あ。痛いでしょう?苦しいでしょう?悪いわね。私には止めを刺してやる事は出来ないのよ」
母子から立ち去るグレル
「ああ忙し」
獣の声
「ああ忌まわしい!」

「陛下、聖なる炎による大地の救済が始まりました」
アッシュの報告に感心なさげな女王
「いよいよですね陛下。我々が目指す白き誇りに満ちた新世紀の英国が」
呻く女王
「如何なさいましたか?パリから帰られてからお身体が思わしくないご様子ですが」
見て頂戴と胸元を開ける女王
継いだ亡き夫の体が赤黒く…「痛いのよ」
黒手袋をしたままの指で触れるとズブリ…
「膿…腐り始めている」
穢れた手袋を脱ぎ白く燃やし消す
浄化を申し出るアッシュだが
「否!あの人の体はそのまま取っておいて…あの日のままに取っておいて」
「あの人に浄化は必要ない。そのままが素晴らしいのよ。如何にかして!アッシュ。あの人を助けて」
懇願する女王
「臭う」蔑んだ様に「不浄…ですね」
翼を広げ飛び立つアッシュ

「女王と言えどもやはり人間。何と愚かなのでしょう。そして何と悲しい。この堕落した地が抱える全ての涙は人間が男と女に別れた時から始まった。いくら情けをかけてもやはり人間では駄目なのです。人間では」
涙を流し飛ぶアッシュ

残された女王
「アルバートが落ちちゃう。落ちちゃう…」ロンドン橋の歌の旋律で歌う女王
膿の涙を流し亡き夫の体を抱え
「…マイ、ディア、ダーリン」
寂しく微笑む女王

(僕は…死ぬ。この船の中で。それとも…)
港を前に向きを変える船
何をしている?と問うシエル
しばらくこの辺りをうろつくと船員
ロンドンはもうすぐそこなのに…
別の船を指し、ボートを出せ!とシエル
「坊主一人の為に態々か?金でもあるなら別だが」
「ふざけるな!僕はロンドンに帰らなければ…」
ハッとし
(帰らなくては…何だ?)
霞む船員
(僕は…女王に止めを刺さなかった。否、刺せなかった)

「憎しみを捨てたらあの日からの僕は存在しない事になる!そんなのは僕じゃない!」
幻とはいえ愛する両親に訴えたシエル
「僕は失わない!この憎しみを。失わない!」


「憎しみを捨てたら僕は存在しない。なら…なら、ここにいるのは…誰だ?」
シエルの様子に訝しむ船員
笑いだし指輪を外し
「これを!…ブルーダイヤだ。滅多にお目にかかる事は出来ない」
驚く船員に命じる
「いいから!ボートを出せ」




港に到着すると男達がシエルを掴みフランス人かと問う
この大火はフランス人の仕業。英国相手に戦争吹っかけるつもりだと

「君の親愛なる女王はねヨーロッパを否世界を戦争に叩きこもうとしているんだよ」
思い出されるラウの言葉

「待ってくれ!それは…」シエルが言い終わらないうちに
男の悲鳴
「いたぞ!カエル野郎だ!」
船から降りてきた一人の男に集まり殴る男達
止めてと連れの女
(何が…起こっている?)
走るシエル
火の粉が舞う
燃え盛る建物
「これは…」
逃げ惑う人々
弱った人からカバンをかっぱらう男
倒れた母の横で泣き叫ぶ少女
逃げる人に突き倒されたシエルの前には踏まれるがままの男が…
(これは…地獄か?)
呆然と立ち上がり人々と逆行するシエル
靴の下に倒れている人に気づき足を退ける

「いましたね。あの少年がロンドンに戻ってきているなんて…凄い凄い!如何です?この眺めは」
黒い影に嬉しそうに振り向くアッシュ

呆然と歩くシエルが気付くと…上から建物が崩れ…
「危ない!」
シエルを庇う女
「あんた!何やってるだすだか?…ぼ、坊ちゃん!」メイリンでした!
「何故?お前がここに…」
「お邸を守るのが私の仕事ですだが…でもでも…」ペコペコ謝るメイリン
「落ち着け!責めてはいない。理由を話してくれ」
「プ…プルプルが…」涙が溢れるメイリン

「ご感想は?」
微笑むアッシュに憮然とした表情のセバスチャン
「1866年のロンドン大火に比べれば大分火の回りが遅い様ですね」皮肉る
「そうなんです」眉を顰めるアッシュ
「不浄も悪徳も一度こびりついてしまうとそれを根絶やしにするのはとても骨が折れ。ですがこの炎が全てを焼き尽くした時こそ!清浄な大地に待ち焦がれた扉が現れるのです。我開く新世紀の扉」
(そろそろチェックメイトが迫って参りましたね。あなたは如何します?坊ちゃん)
シエルを見下ろすセバスチャン
メイリンを連れ走るシエル

獣の吠える声
銃に弾を込める手
建物の上吠えながら火を吐くプルートゥ
「麻酔弾が効かねえ!」バルド
「プルプル…」フィニ
「なあ、プルートゥを追い掛けてきた本当に良かったのか?俺達は屋敷を守るために雇われてるって言うのに…どうせ、手も足も出ねえが」
「守りたいのはお邸だけじゃないよ…僕はお邸の笑顔を、お邸での日々を守りたいんだよ」

邸の前、シエルを囲むセバスチャンや使用人達、プルートゥも一緒に映る写真

「そのためには誰一人欠けちゃダメなんだ!プルプルだって!」
そこに息を切らし走ってくるシエル達
「坊ちゃん!」
「メイリン!お前どうして坊ちゃんをここに?」
「如何してもと言われたですだよ」
「プルートゥ!?」
火を吐くプルートゥに拳を握るシエル
それを見下ろし嗤うアッシュ
「主人の為に私に戦いを挑んだあなたが今の主人の悲劇をここでこうして私と共に眺めているなんて…」
「主人の命令がなければ私が動く事はありません。そして今の私に従うべき主人はいない」
「私は考えたのです。新たに生まれた清浄なる大地に住まうこの世界の支配者として、あなたと一つになって」
にっこりと微笑むアッシュを見下す様に
「私こそあなたの忌み嫌う不浄の源泉なのでは?」
「全ての物事は突き詰めればある種の強烈な光を放つ。朝と夜。男と女。光と闇。それらが研ぎ澄まされた状態で一つとなればわが父に愛されし始原の存在となる」
「私はあなた好みの悪趣味な継接ぎ人形に?」
「いいえ」
タイを解き
「「お望みならば私は…女としてあなたを受け入れる事も出来ます」」
アッシュとアンジェラの声で
露わになった胸はアンジェラの…唇も…

何をしていると問うシエル
プルプルに元に戻って欲しくって…と謝るフィニ
麻酔弾が切れちまって…とバルド
「実弾ならあるだろ!」
シエルの言葉にハッとするセバスチャン
使用人達も
「プルプルを撃てって言うだすだか?坊ちゃん」
「あいつの眼を見ろ!既に自我を失っている。あそこにいるのはお前達が知るプルートゥではない。ただの獣だ」
「獣…」
「自らの誇りを奪われ、目的さえも見えず生きている事がどんなに惨めな事か!お前らならば分かるだろう?命令だ。バルド、メイリン、フィニ。魔犬を殺せ!お前達の手で」
涙が溢れる使用人達「「「イエッサー!」」」
頷くシエル

籠める実弾
銃を向けるバルド、メイリン
瓦礫を持ち上げるフィニ
皆涙を流しながら

皆に任せ走り出すシエル

「「さすがは悪魔を召抱える身だった事だけはある。非情且酷薄。救い様のない魂です。やはりあなたはこの私と…」」アッシュ(アンジェラ)が振り向くとセバスチャンの姿がない
「「そうですか…やはり天使と悪魔は幾歳を巡っても対峙せねばならぬ運命」」

引き金に力が籠る

炎の中残された馬を見つけるシエル
聞こえてくる銃声と咆哮

「走れ!」
馬を駆けさせるシエル
(そう走るしかない。どうせ死ぬなら…あいつの望む魂で死にたい)
浮かぶセバスチャンの姿
(それは僕自身が誇りを取り戻すための)

城に到着し謁見を申し出るシエルだが…
「ファントムハイヴ伯爵。シエル・ファントムハイヴだ。女王に謁見を…」
微動だにしない衛兵
中に入っても衛兵が並ぶ
「時が止まっている…罠か?…かまってられるか!」走りだすシエル
扉のあいた部屋が…

そこには赤い涙を流し動かなくなった女王陛下が…
侍女が悲鳴に動き出す衛兵
逃げるシエル
「女王が殺された!」
「犯人は誰だ?」
「その犯人の名は」
衛兵達に囲まれるシエル
「僕はファントムハイヴ伯爵!シエル・ファントムハイヴだ」
「ファントムハイヴ?女王の番犬が飼い主に牙を剥いたと?」
「その名は既に捨てた。それに女王を殺したのは僕じゃない!」
「言い逃れができると思うか?」
銃を向ける衛兵達
「ああ!出来ないだろうな。だが僕はここで立ち止まる訳にはいかない!」笑顔させ浮かべきっぱり言い切るシエル
しかし弾丸はシエルの脇腹を貫く!噴き出す血
(僕の、血が…)
「神の門を潜るのは最早叶わん。汝契約を欲する…」聞こえてくる声
(僕の…死が…僕の魂が…)
倒れるシエル
輪を狭める衛兵達
堪える様に眼帯に手を伸ばし
「ふざ、ける、な」
露わになる右目
血が床に印を描く
腕に力を込め立ち上がろうとするシエル
「こんな所では…終わらない!」
目に刻まれた印が光る!
「お目覚めですね…坊ちゃん」
ハッとするシエル
「撃て!」
ニヤリとして撃たれるがままに…
気付くと…守る様に黒い背中が…
撃たれた筈の弾を指に挟む
「セバス、チャン?」
「坊ちゃんの仰る通りですよ」微笑む
「!?」
「あなたは…ここでは終わらない」
投げ返すセバスチャン
「坊ちゃん。勝手にお暇を頂き申し訳ありませんでした」
「何を…していた?」
「最後の晩餐の下拵えを。甘く辛く時に酸っぱく。様々な香辛料を使い熟成を重ね」ニヤリ
「お陰様で最高の魂を!最高の晩餐を楽しめそうです」
脇腹を押え上向くシエルもニヤリ
「命令だ!僕をあの虐殺の天使の元へ!」
「御意」
シエルを抱えるセバスチャン
一人残された衛兵が動けぬまま
「人間じゃねえ…」
その呟きに振り向くセバスチャン
「ええ!私は、悪魔で執事ですから」ニヤリ

ED

燃えるロンドンの街
プルートゥの咆哮
「あいつら…」
「使用人達が本気を出せばプルートゥを相手にしての勝算は五分と言った所でしょうか」
「どちらにしても…負けた方とは、地獄で!再会する事になる。直ぐにな」微笑むシエル

死体からシュウシュウと立ち上る黒い霧

橋の上に立ち吸収するアッシュ
「集まって来る!不浄の絶望を巡り巡って聖なる希望へと!変わる」光輝くアッシュ「気持ち…いい!」


時の流れは川の流れ
全ては必ず在るべき場所に辿りつく
私がお連れ致します
約束の地へ

次回「その執事、滔滔」





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最終更新日  2009年03月23日 14時42分03秒
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