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2010年01月26日
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フリーター、家を買う。 有川浩 著 平川彰(幻冬舎デザイン室)装丁 トヨクラタケル 装画 (2009年8月25日 第一刷発行 幻冬舎)





1 フリーター、立つ。
2 フリーター、奮闘。
3 フリーター、クラスチェンジ。
4 フリーター、働く。
5 フリーター、家を買う。
(以上、日経ネット丸の内officeにて2007年7月から12月にかけてweb連載)

【after hours】 傍観する元フリーター
(書き下ろし)

あとがき



そこそこの高校へ行って、一浪したがそこそこの私大へ行って、そこそこの会社へ就職した武誠治は自己啓発だかどこかの宗教だかの修業を思わせる新人研修をドン引きしながらも終えたが…研修に心酔した者はモーレツ社員に、熱心な研修生を演じていた者はうまく立ち回り優秀な社員になる中、どちらにもなりきれず「要領の悪い奴」と言うレッテルを貼られてしまった。

ここは俺の場所じゃない。俺はスタート位置を間違えた。…俺はもっと評価されて然るべきだった。

希望通りの条件で内定をくれたのはその会社だけだったが、居心地の悪くなった誠治は親に相談せずに辞表を出し、父・誠一は激怒、大喧嘩する父子の間で母・寿美子はおろおろと青ざめ…

再就職先を探すも、前の会社を3か月で辞めた誠治に世間の風当たりは厳しい。
普通運転免許証以外に資格を持たないため条件に合う仕事など見つからない。
辞めた時は3カ月後退してスタートを切り直すだけとタカを括っていたが、就職活動は3回生から開始、トータル2年3カ月。

2度目の就職活動を始めて3カ月、父に口利きしてもらう事も出来るという母を怒鳴りつけた誠治は母の姿勢がゆらゆらと揺れていた事に気づく余裕がなかった。

食費も入れていないと父に突かれ就職活動の片手間にアルバイトを始め食費を入れるようになると父の説教を避けるため食事の時間をずらし昼夜逆転生活に。

嫌な事があればすぐに辞められ気楽なバイト。
コンビニでのバイトも店長に注意されたのをきっかけに辞めてしまい、しばらく休む事に。
バイトが休みの間、食事は自分の部屋に運んでもらい父を避けていた誠治だが…

部屋に籠ってゲームに没頭していた誠治が区切りがついてからドアの前に置かれた食事を見ると伸び放題に伸びたカップラーメンが…昼も冷めたカップ焼きそば。
夕飯はさすがに外の気配を窺い足音が階段を降り切るまで待ちドアを開けると湯気を立てたカップラーメンが…一体何の厭味か!?
おい!と怒鳴りながら降りてきた誠治を待っていたのは誠治が父より苦手としている3年前に開業医に嫁いだ姉・亜矢子。

母の変調に気付かなかった誠治を捲し立てる亜矢子。
姉が示した先には、真っ暗な居間の中でゆらゆら揺れながら手を揉みぶつぶつつぶやく母の姿が…
兆候に気づいた姉は3か月前に父に説明し病院に行きストレスとなっているこの家から引っ越す事を勧めたが、心が弱いからだと取り合わなかった父。しかし…

家に戻った姉やあてにならない父に代わって母の世話をする事になる誠治。
母のため引っ越すためにも就職と金を貯める事を目標に立て、就職活動とバイトを再開する事にするが…




誠治は母の世話をしながら再就職できるのか?
父は協力してくれるのか?
母の病状は良くなるのか?
そして、母のため引っ越しできるのか?

フリーターの誠治が立ちあがる!

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家も齧る脛もある恵まれたフリーターとして母を顎で使っていた頃の誠治は口ばっかりで中身も子どもで本当に半人前でしたが、母の病をきっかけに発奮しだんだん精悍になっていく様子が良かったです。それまでになかった責任感や謙虚さも出てきて良い感じでした。
千葉が最初の頃の誠治を見ても惹かれなかったでしょうね。

悪意に気づかないのも才能の一つだとは思いますが、一人盾になっていた母を思うとやっぱり気づいてとは思いますね。(でもこれは気づかせなかった母がホント強かったのだと思います。私なら旦那に愚痴りますので…)

誠一は典型的な亭主関白な父で、お酒で失敗するかどうかはともかく、世間一般にもよくあるタイプではないでしょうか?少なくとも私の世代の親には多いタイプかと。
仕事さえしていれば、お金を稼いでさえいれば…という態度が目につく事もあるかもしれませんが、それだけ仕事をしていると言う自負があってのことだとは思うので、母の病の対処を誤ったのはいただけませんが亜矢子に責められる様子はちょっと可哀そうでした。(それだけショック療法と言うか対決が必要だったのですけどね。だから最後に父であってもきちんとお礼を言える亜矢子は出来る主婦だと思いました。なあなあにしてしまう私には無理だわ)
バイト先のおっさん達の言うとおり上手く餌を上げないとね。良い方に向かえば人生の良き先輩でした。


先の見えない再就職活動や心の病など重いテーマはありましたが、家庭が再生し行きつ戻りつしながらも良い方向へ向かって行く様子が良かった。
再就職した誠治が自分で考えながら仕事をする様子や千葉や豊川を選ぶ様子も。

誠一と寿美子の選択…そのためにはホント出来るだけ長く健康でいてくださいね!



そんなわけで一気読み!


昨今の就職の厳しさを思うと、再就職もスキルや実績があるならともかく何もないならかなり厳しい事でしょう。
それでも求人はあるわけで、どんな人が欲しいのか、自分がどんな人に望まれているのか、就職活動で知っておきたい事などが書かれているのは連載されていたサイトが日経ネット丸の内officeだったためでしょうか?

これはいつかバイトしたり就職する子ども達にも読ませたいかも。
嫌になったらいつでも辞められる…アルバイトであっても大した訳もなく簡単に辞めたりするもんじゃないですものね。







さて、同じ有川浩さんの植物図鑑(以前書いた感想はこちら)が2010年本屋大賞にノミネートされました!
書店員ではないので投票は出来ませんがここでこっそり応援!




樹の料理がおいしそう!今年の春は"狩り"に行きたいかも。


角川に特集ページが!未読の方もこの機会に是非!!







最終更新日  2010年01月26日 13時52分47秒
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