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今日ももう少し漢方医学について書いてみたいと思います。
「気・水・血」の流れを見極め 「汗・吐・下」を利用して正常に戻す 今日はこのあたりを詳しく。 ここにある「汗・吐・下」 これが基本的な漢方の治療法になります。 「汗」とは汗をかかせること 汗と一緒に身体の中の毒を出させることです。 「吐」とは吐かせること 身体の上部の毒を出させるときに有効です。 「下」とは下らせること 排便、排尿と共に毒を排泄します。 身体の状態をしっかり見極めて 「汗・吐・下」の治療を行うということです。 病気の状態を判断するのが「気・水・血」の流れです。 なんとなくニュアンス的には解りそうですが 実際はちょっと違うので説明しますね。 「気」とはこんな感じです。 生態は陰と陽の気が結合されている状態で この気が離れると死に至ると考えられています。 古代中国の学問、陰陽道が元になっていると思われます。 この陰と陽の気のバランスを把握すことが気を診るということです。 こんな言葉があります。 「先天の元気」は腎に宿り、「後天の気」は三焦にうける 生まれてより持っている気を先天の元気 食べ物や生きることによって得られる気を後天の気といいます。 三焦とは五臓六腑三焦の三焦です。 これらの気が少なくなったり多くなったりすることにより 病気になると考えられています。 「水」とは身体の水分の状態 皮膚のつや、むくみ、そして脈などを指します。 特に脈は非常に重要で 脈の打ち方にはいくつもの分類があります。 「血」とは血液ではなく、 顔色、粘膜の色などを指す言葉です。 漢方医療は「気・水・血」これらの状態を把握することにより 身体の状態が陰に傾いているのか、それとも陽に傾いているのかを判断し それにあわせて、「汗・吐・下」を利用して 身体のバランスを正常に戻していく これが基本的な考え方となるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/04/11 09:48:09 AM
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