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4月10日より 大津市も 狂犬病予防集合注射が始まりました
初日から 大雨という前途多難な開始です 今年からは 大津市の一部の動物病院を除いては 病院での予防注射と集合会場での予防注射が 同額となりましたので 衛生面、安全性などを考慮すると 病院での注射もご利用されやすくなったのではないかと思います 今年から大津獣医師会は 狂犬病予防注射から得られる収益を全頭ストックという形式で行うことになりました これにより公益事業である狂犬病予防注射が 個々の獣医師への直接的な利益に繋がらないように配慮したものであります いいかえれば、獣医師による狂犬病予防注射の営業行為をなくすという 意味合いがあります 新しい試みではあるため まだまだ検討の余地があるとは思いますが 次の時代への一歩をようやく踏み出したといえるでしょう 狂犬病予防注射はあくまでも 人のための予防で犬のためではないということ もしも犬に感染した場合は治療の対象にはならないということ そこのところをしっかり理解したうえ 犬を飼う際には 日本国の義務である狂犬病の予防注射を摂取していただきたいと思います ここからは以前のブログからの抜粋です 狂犬病ウイルスとはラブドウイルス科のリッサウイルス属し、 中枢神経系に対して非常に強い親和性を持っています。 すなわち、咬傷部位で増殖されたウィルスが知覚神経より進入し 大脳に到達、そこで増殖、 反射神経の亢進を伴う攻撃的狂暴性を持った神経症状が発症されます。 その後、ウィルスは全身に広がり、特に唾液腺内で増殖、他の動物への感染経路となります。 攻撃的神経症状は麻痺症状に移行し、最終的には呼吸麻痺で亡くなります。 狂犬病は、犬だけの病気ではなく、人を含めた全ての哺乳類が感染します。 感染した動物は感染初期のワクチン接種以外有効な治療はなく、 ほぼ100%死亡します。 別名「恐水症」呼ばれています。、 これは水を飲むときに麻痺により苦痛を伴うことからついた名前です。 潜伏期間は約2週間から1ヶ月、発症すると10日以内に死亡するケースが大半です。 日本では1920年代には3500頭以上の発症が報告されていましたが、 1922年に家畜伝染病予防法が制定され、犬へのワクチン接種を開始、 昭和25年現在の狂犬病予防法が制定されて以来減少しました。 1956年に6頭の犬の発症報告を最後に現在に至るまで野外での狂犬病発症報告はありません。 日本以外の国では英国、スカンジナビア半島の国々など一部の地域は現在報告例はありませんが(他国で感染した人が日本で発症死亡した例はあるようですが)、 それ以外の地域では毎年多数の発症があり 何万人の死亡が確認されています。 実際のところ発展途上国での発症が多いためはっきりした数はわかっていません。 狂犬病という病気は非常に怖い病気であるということは間違いありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/17 01:34:05 PM
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