映画「スター・ウォーズ」では分からない謎。モルモン教の教祖には、シリウス星人系の天使モロニの影響があったのだろうか!?
<多くの宗教の教祖には、天使との神秘体験があるようだ!?>モルモン教は、ヴァーモンド州生まれの農夫の息子ジョセフ・スミスにより1805年に創始された。スミスによると、モロニという天使が1823年9月21日の夜に現れて、アメリカの原住民の歴史が刻まれた黄金の板一揃いが埋まっている場所―ニューヨーク州パルミラから6キロの丘の中腹―を教えてくれた。スミスが最終的にこれを発掘するのは、1827年のことになる。最初の弟子―農夫マーティン・ハリス―が寄付した50ドルで余裕ができると、スミスは銀の眼鏡「ユイリムとトウミム」の助けを借りてこれを翻訳し、1830年に「モルモン経」として出版した。(黄金の板は、天使モロニへ戻されたので、スミスのほかにこれを見た人間はいない。ただし、スミスは、その一部を紙に書き写し、弟子ハリスに命じ、これをアントンというニューヨークの学者に鑑定させたところ、文字は本物との回答が得られたと言う。)「モルモン経」の一部の「レヒの書」は弟子ハリスの妻により悪魔の作として火に投ぜられた。「改良エジプト語」で書かれた「モルモン経」は、5世紀にバベルの塔からやって来たヤレド人の入植からアメリカの歴史を述べると語っている・・・・・イエス・キリストは十字架で死んだ後にアメリカに現れて福音を説いた。誰もスミスも詐欺師と信じて疑わない。「カリスマへの階段」 (コリン・ウィルソン) (青土社)末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教会の正式名称)は、日本でも米国の青年たちが熱心に布教活動をしており、街中で見かけた人も多いだろう。日本においても米国人のテレビタレントなども輩出している。