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カテゴリ:お出かけ・余暇
大和川の中流、柏原市役所辺りに行って、水生生物を調べてみようという催しに行った。
下流の我が家の辺りと違うかなと思ったが、そこら辺に行ってもやはり大和川は大和川。 堺市の某小学校教諭で、長年大和川の研究活動をされているK先生も同伴してくださった。来年は、大和川付け替え300周年を迎えるということだ。歴史を肌で感じる。 築留という地名の辺りから、上流に向って。石川との合流地点を望む。 築留という地名は、そこで、旧大和川を堰き止めたことに由来する。 現大和川の堤防に水門があって、そこから細い川(水路のようなもの)が流れ出ていて、それが旧大和川の流れの名残だという。流れをすべて変えてしまうと、今まで水が来ていた河内地域に水が行かなくなってしまうからだという。 旧大和川の流れが水門を通って出てくるところ。 ちょうど、8月18日のY新聞の夕刊の大和川の付け替えの記事を切り抜いて持って行っていたので、K先生にお見せしたところ、先生は御存じなくて、「ちょうどいい記事なのでみんなに紹介します。」といって、紹介してくださった。 付け替えの話を聞いたあと、今度は生物観察の場所まで、橋を渡り堤防の上を少し歩く。 河原に下りると、今度は奈良県立高校の先生で環境生物博士のT先生が待っていてくださった。 川にすむ生物の種類を見ることで、川の汚れの度合いがわかるそうだ。 用意されていたざるとボールとプラスチックトレイと、フィルムケースなどを使って「さあ、川に入って生き物を探して捕まえましょう。」と言われた。でも、都会っ子の子供たちも大人たちも、どこをどう探せばいいのか、道具をどうやって使えばいいのか、見当もつかずにうろうろ。 はじめは川の汚れワースト3をくだらないあの大和川の水に入るのすらためらわれたが、あまりの暑さに思わず足をつけると、ひんやりとして気持ちよかった。どろ遊びが得意の娘などは、胸まで水に浸っている。 小さい魚は数匹見えるが、網がなければ捕まえるのは難しい。結局、砂の中にいた、ミジンコのような小さい生物を一匹捕らえただけだった。 1時間ほどして、他の方が捕まえた、ウシガエル(食用ガエル)のおたまじゃくしや、アメンボ、オイカワの子、ウスバキトンボなどの説明を聞いた。 たまたまその時間に、近くのため池からの水の放水があって、モクズガニが2匹(オスとメス)が一緒に流れてきた。オスは細いパンツ、メスは大きいパンツ、オスのパンツを脱がすと生殖器がある、などと、T先生の面白おかしい説明。 これらの生物から見ると、この辺りの大和川は、少し汚れた水~汚れた水、ということがわかるそうだ。(他には、きれいな水と大変汚れた水、がある) こんな企画でもなかったら、”あの汚い大和川”に足をつけることもなかっただろう。かといって、家の前の大和川に入る気はまったくしないが。 それにしても暑かった。途中でスタッフの方が用意してくれていた、凍ったおしぼりがとても気持ちよかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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